交流戦“注目”DeNA 借金返済キーマンは井納、三上

[ 2014年5月20日 10:40 ]

セ単独2位の6勝をマークしているDeNA・井納

交流戦

 交流戦で浮上のきっかけをつかみそうなのがDeNAだ。

 一番の理由は救援投手が充実してきたこと。今季DeNAの救援投手の防御率はリーグ2位の3・76。5月に限れば2・35と最も良く、この間、15ホールド、5セーブと充実ぶりが目立つ。特に新人の三上は19試合に救援し4ホールド、5セーブ(防御率0・40)。失点はソロ本塁打の1点のみで、走者得点圏では17打数無安打と崩れない。

 先発は駒不足ながら、2年目の井納がセ単独2位の6勝。交流戦が始まった05年以降、開始直前の勝利数としては07年土肥の5勝を上回るチーム最多と計算が立つ。昨年井納は交流戦で1勝1敗だったが、楽天、西武、オリックス戦は未登板。三上とともにパの球団に対し、未知数の部分が多い点も有利に働く。DeNAは07年(当時横浜)まで交流戦通算48勝47敗1分けと勝ち越し。それが08年からは負け越しに転じ、借金は最多の56まで膨らんでいる。井納、三上らフレッシュな投手が、借金返済のキーマンになれるかが注目だ。

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2014年5月20日のニュース