黒田 苦心の投球で36日ぶり白星「1つ勝つことは大変」

[ 2014年5月20日 05:30 ]

<ヤンキース・パイレーツ>ダブルヘッダー1試合目の3回、スナイダーの投ゴロを処理する黒田

インターリーグ ヤンキース4―3パイレーツ

(5月18日 ニューヨーク)
 ヤンキースの黒田博樹投手(39)が36日ぶりの白星を挙げた。18日(日本時間19日)、パイレーツとのダブルヘッダー第1試合に先発し、6回を5安打3失点。先月12日のレッドソックス戦以来の勝利となる3勝目に「やはり、投手として1つ勝つことは大変。それなりのエネルギーがいると思いました」。その言葉にはトンネルを抜けた実感がこもっていた。

 ソロ本塁打を2本浴びたが、4回2死満塁のピンチをしのぐなど「甘めでも空振りを取れていた」スライダー、そしてカーブを主体に試合をつくった。全98球中、シンカーを含む直球系35球、スプリット21球に対し、スライダーを含むカーブ系が最多の42球。本来のスタイルとは異なるが「僕のことを分かっている。同じことをやっていても勝てない」と7三振を奪った。苦心の投球が実を結んだ。

 「長くやっていれば、いい時ばかりじゃない。その中でもしっかりとやっていく責任がある」。開幕から先発で投げ続けているのは黒田と田中だけ。右膝痛のエース左腕サバシアが長期離脱する可能性も出てきている中、「(田中は)1年目で凄く頑張っている。2人でローテーションを崩さずにやっていきたい」とフル回転を誓った。

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2014年5月20日のニュース