侍ジャパン ドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」とコラボ!

[ 2014年5月20日 05:30 ]

俳優・工藤阿須加(左)とのキャッチボールを終え笑顔で握手をかわす侍ジャパン・鹿取TD

 野球日本代表「侍ジャパン」が、現在放送中のTBS系列日曜劇場「ルーズヴェルト・ゲーム」とコラボレーションすることが19日、分かった。小久保裕紀監督(42)が野球シーンの監修と実技指導を行い、鹿取義隆テクニカルディレクター(TD=57)が本人役で出演。同ドラマが社会人野球を扱うことから日本野球機構(NPB)が協力を快諾した。

 同ドラマは倒産危機に面した中堅精密機器メーカー・青島製作所とその野球部の興亡が描かれている。社会人野球の「東京スポニチ大会」も舞台となるなど、都市対抗野球大会を目指す野球部の活動が重要なサイドストーリーとなっている。

 コラボは侍ジャパンのスポンサーであり、ドラマに野球道具を提供するミズノ社の仲介で実現。侍ジャパンは全世代の日本代表を支援しており、ドラマが注目されることが社会人野球の振興につながると判断。TBS関係者は「NPBさんにお話を持っていったところ、ご協力いただけるということで大変心強い」と話した。

 鹿取TDは侍ジャパンU15(15歳以下)代表の監督であり、全世代のゼネラルマネジャー(GM)も兼ねている。今回の出演について「プロ野球には社会人野球の出身者が多い。僕も実際に(TDとして)社会人野球の試合を視察することになっている」と話した。小久保監督は、野球シーンにリアリティーを出すための実技指導や試合シーンのアドバイスなどを担当する。

 17年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での世界一奪還を目指す侍ジャパンが、負ければ廃部の崖っ縁の野球部を「強化」。異色コラボがドラマと社会人野球を盛り上げる。

 ▽「ルーズヴェルト・ゲーム」 TBS系列で毎週日曜の午後9時から放送中。昨年に話題となった「半沢直樹」と同じ池井戸潤氏の原作。倒産危機の中堅機器メーカーと野球部の興亡が描かれている。タイトルはフランクリン・ルーズベルト米32代大統領が「一番面白いゲームスコアは8―7」と語ったことに由来する。キャストも唐沢寿明、江口洋介ら豪華布陣。

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2014年5月20日のニュース