大谷 交流戦MVP宣言!魅せる今季初「リアル二刀流」

[ 2014年5月20日 05:30 ]

札幌の室内練習場で汗を流し、笑顔を見せる大谷

交流戦 日本ハム―中日

(5月20日 札幌D)
 プロ野球のセ・パ交流戦は20日に開幕する。今季は10周年の特別企画として指名打者(DH)制を普段のリーグ戦とは逆に、セの主催試合のみで採用する。このため20日は、日本ハム・大谷翔平投手(19)が本拠地・札幌ドームで中日を相手に投手として先発し、打席にも立つ「リアル二刀流」が今季初めて実現。大谷は交流戦MVPの獲得にも意欲を見せた。

 札幌市内の室内練習場。休日返上で最終調整に臨んだ大谷のキャッチボールが次第に熱を帯びていく。約20メートルの距離に松本ブルペン捕手を立たせ、直球のほかにスライダー、チェンジアップなど変化球も投げ込んだ。

 「交流戦の最初の試合なので、自分がしっかりと勝てればチームも勢いに乗る。投げるときはまずしっかりとマウンドで抑え、(打席で)打てば自分も助かるし、得点につながる打撃がしたい」

 昨季のリアル二刀流デビューも交流戦だった。6月18日の広島戦(マツダ)で「5番・投手」として先発した。同戦以来2度目で、今季初のリアル二刀流。昨季の交流戦では35打数13安打で・371の高打率を残したが、2年目の今季はあくまで先発ローテーションを回ることが課せられた使命だけに、柏原打撃コーチは「(打順は)6番か7番になるんじゃないか」とした。

 交流戦開幕投手。相手は昨季に記念すべきプロ初勝利を挙げた中日(6月1日、札幌ドーム)で、「印象の残っている球団」と言う。前回登板の5月13日の西武戦(函館)では自己最速158キロを計測し、プロ初完投初完封。そして、20日の登板で6回1/3以上を投げればプロ入り初の規定投球回数にも到達する。同イニングをゼロに抑えれば防御率2・25。さらに2試合連続完封で2・12となり、一気にリーグ上位に顔を出す。

 5月に入ってチーム15試合中、大谷が野手として先発出場したのはわずか3試合。二刀流で出場機会が制限されるだけに、タイトル獲得は難しい側面がある。それだけに賞金200万円の交流戦MVPについて「それぐらいの活躍はしたい」と堂々と言い切った。

 「なかなかやらない球団とやるのは新鮮。札幌ドームでいつもと同じ環境でできることで打席にも入りやすいし、なるべく長いイニングを投げたい」。投げて、打って、独り舞台をファンに披露する。

 ▽大谷の昨季リアル二刀流 6月18日の広島戦に「5番・投手」で先発した大谷は、初回に自己最速タイの157キロを計測。だが、2回に松山にプロ初被弾となる先制ソロを浴び、3回にも遊ゴロの間に2点を失った。同点の5回には自らの遊ゴロで勝ち越したが、4回3失点で降板し右翼守備へ。打席では2回の右翼線二塁打を含む3打数1安打1打点で、9回に代打を送られて退いた。
 試合後は「野手としては50点。投手としては試合をつくれなかったし30点」と自己評価した。

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