大谷 野手73戦目で初猛打賞「余裕あればバット振れる」

[ 2014年3月31日 05:30 ]

<日・オ>5回、安打を放った大谷

パ・リーグ 日本ハム8-4オリックス

(3月30日 札幌D)
 やっぱり気にしていた。普段はあまり数字に興味を示さない日本ハムの大谷だが、プロ入り2年目で初の猛打賞について「知っていました。きょうみたいに(展開に)余裕があればバットが振れますね」と満足そうに振り返った。

 初回に右犠飛で2点目を奪うと、2回に右翼線二塁打、5回には左前打。いずれもバットの先端でボール球を拾った。そして迎えた4打席目。4番手・海田の真ん中141キロ直球を左前にはじき返し、野手通算73試合目で初の3安打。プロ入り以来、2安打は14度あったが、ようやくその壁を越えた。

 「二刀流」2年目の今季は投手に軸を置くため、野手としての練習に時間を割くことができない。そのためとにかく効率化を追い求めた。千葉・鎌ケ谷の2軍施設で練習する際は、まず他の選手の練習スケジュールを確認することから始める。トレーニングルームのマシンの台数には限りがあるため、空いている時間を見つけるためだ。待ち時間を減らし、無駄な時間は徹底的に省いた。キャンプでも投手中心のメニューをこなした後に、打撃練習の時間を何とか捻出した。

 そんな中でも、開幕3試合で14打数5安打、打率・357。「今年は球を絞っているので打てている」という。スコアラーから受け取った対戦相手のデータに加え、投手としての自らの経験も交えて配球を読むことができるようになった。変化球を2安打した後、直球を狙い打った3安打目などはその典型。「投手・大谷」の視点が「打者・大谷」の練習時間の少なさを補っている。

 栗山監督は「内容が良かった。配球もしっかり読んでいたし、昨年の経験を生かしている」と評価した。1、2戦目は右翼での出場だったが、この日はDHで出場。当初、あす4月1日からのソフトバンクとの開幕2カード目(ヤフオクドーム)は、3日に先発登板を控えているため投手の調整に専念する予定だったが、打撃が好調なだけに打者として出場する可能性も出てきた。大谷の類いまれな野球センスは、2年目を迎えてさらに輝きを増している。

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