4点差ハネ返した!龍谷大平安、サヨナラで40年ぶり4強

[ 2014年3月31日 19:06 ]

<龍谷大平安・桐生第一>延長10回1死満塁、山田の高橋佑への投球が暴投となり三塁走者・河合がサヨナラの生還

 第86回選抜高校野球大会第10日は31日、甲子園球場で準々決勝4試合を行い、第4試合は7年ぶり4回目出場で、引き分け再試合の末に新庄(広島)を破って2回戦を突破した桐生第一(群馬)と2年連続38回目出場の龍谷大平安(京都)が対戦。延長10回裏、龍谷大平安が1死満塁から相手投手の暴投で5―4でサヨナラ勝ちを収め、40年ぶりの準決勝進出を果たした。

 準決勝は4月1日午前11時から履正社(大阪)―豊川(愛知)戦、午後1時半からは佐野日大(栃木)―龍谷大平安(京都)の2試合が行われ、勝者が同2日の午後零時半から行われる決勝で激突する。

 桐生第一は、新庄戦2試合で連続完投勝利を挙げた山田を先発マウンドに上げず、山田は「4番・一塁」で先発。その山田が今度はバットで貢献した。2回、先頭打者として打席に入り、中前打を放ち、2つの犠打に敵失も絡んで1死二、三塁。7番・久保田の中前打で山田が先制のホームを踏むと、さらに2死一、三塁から9番・東宮の左翼線二塁打で2点。敵失でさらに1点を加えて4点をリードした。

 だが、4点を追う龍谷大平安は2回、1死二塁から6番・常の左前適時打でまず1点。3回には連続四死球と重盗で築いた1死二、三塁から3番・姫野の右犠飛で1点を返し、じわじわと桐生第一に迫ると、7回にはこの回から4番手として登板した桐生第一のエース山田を攻め、敵失も絡めて1死二、三塁とし、4番・河合の三塁ゴロが本塁への野選となる間に1点を返し、さらに5番・中口の右犠飛で同点。延長10回には安打と犠打、連続四球で1死満塁としてから8番・高橋祐が打席に入った初球が暴投となり、5―4で龍谷大平安が勝利を収めた。

続きを表示

2014年3月31日のニュース