松坂開幕マイナー テスト登板5回零封も無念

[ 2014年3月31日 05:30 ]

ブルージェイズ戦の3回、味方の好守で得点させず、チームメートとタッチするメッツとマイナー契約の松坂

オープン戦 メッツ0―2ブルージェイズ

(3月29日 モントリオール)
 メッツは29日(日本時間30日)、松坂大輔投手(33)を傘下3Aラスベガスに送ると発表した。同日のブルージェイズ戦で5回5安打無失点、8奪三振の力投。オープン戦6試合で23回2/3を投げ、防御率3・04と結果を残していた松坂は「納得はできないけど、しっかり気持ちを切り替えてやっていきたい」と話した。

 マイナー契約ゆえに、チーム事情に左右された。サンディ・アルダーソンGMは「ダイスケはいい投球をしていたし、とても難しい状況だった」と苦渋の決断だったことを明かした。最後の1枠に入ったのは、松坂とその座を争っていた24歳の右腕メヒア。4試合(13回1/3)で防御率2・70と成績は互角だったが、選手の入れ替えに備えて3Aで待機させるにはもともとマイナーの立場である松坂が好都合だった。

 松坂の実績を高く買っていたテリー・コリンズ監督も「間違った決断だと彼が感じていたとしても理解できる」と同情した。5月30日(同31日)までにメジャーに昇格できなければ、FAとなって移籍先を模索することが可能。当面はメ軍で昇格のチャンスを待つ。

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2014年3月31日のニュース