大谷 初被弾 157キロも安定感欠き…栗山監督 白星目前で非情交代

[ 2013年6月19日 06:00 ]

<広・日>2回無死、日本ハム・大谷は松山に先制ソロを打たれる

交流戦 日本ハム7-4広島

(6月18日 マツダ)
 あと1イニング抑えれば、2勝目の権利を手にすることができた。5回に自らの遊ゴロと小谷野の左犠飛で2点を勝ち越し。しかしその裏、ベンチから飛び出した日本ハム・大谷が向かった先はマウンドではなく右翼だった。

 4回4安打3失点での降板はプロ最短。「初回は良かったけど…。まだ自分の力が足りないということ。試合をつくれなかったという意味ではダメ」。白星目前で降板を命じた栗山監督からは「俺は一生忘れないから、おまえも一生忘れるな」と愛のある厳しい言葉をかけられたという。

 初回から飛ばした。試合前はフリー打撃は行わず、投手の調整に専念。「意識的に腕を振って飛ばしていこうと思った」と先頭の安部を154キロの直球で遊ゴロに仕留めると、3番・丸に投じた初球はプロ入り後、最速タイとなる157キロを計測。初回の18球中、11球が150キロ以上だった。

 一方、二刀流の難しさも味わった。初回の攻撃はネクストバッターズサークルで終了。そのままマウンドに向かったが、バッティンググローブをポケットに入れたままで、すぐにベンチへ引き返した。2回は先頭で右翼線二塁打で出塁すると、小谷野の犠打で進塁。1死三塁、今浪の打席ではスクイズのサインで本塁へ突入。ファウルになり生還できず、結局、この回は三塁走者として塁に残ったままだった。

 その直後。2回の登板に備えて三塁ベンチ前でキャッチボールを始めたが、橘高球審から早くマウンドへ行くよう注意され慌てて向かった。準備が不十分のまま先頭の松山に投じた3球目、142キロカットボールを右中間席へ運ばれ、プロ入り初めて被弾した。

 「狙ったところに投げられた。相手がうまかった」と言い訳はしないが、「難しいけど出塁してからが大事」と二刀流ならではの課題も見つかった。栗山監督は「あんな投球で勝ち投手になっちゃダメ。大谷選手は頑張ったが、大谷投手は厳しかった」と評したが、今後の成長に期待を込めた激励でもある。

 ▼日本ハム・黒木投手コーチ 2回に走者で最後まで残ってしんどかったのか、マウンドでの出力が弱まった。ボールが先行してしまった。でも、少しずつ成長している。

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