松坂感謝!バリテック 志願の募金活動参加

[ 2011年3月19日 06:00 ]

試合開始前、球場入り口で東日本大震災の募金を呼び掛けるレッドソックス・松坂

東日本大震災

 レッドソックスの松坂が17日(日本時間18日)、岡島、正田、田沢の日本人投手とともに、メッツ戦前に球場ゲートで東日本大震災の義援金を呼び掛けた。この日は主将のバリテックが志願参加。松坂は「テック(バリテック)の方から“行かせてくれ”と言ってくれた。その気持ちが非常にうれしい」と感謝した。

 主将を務める人気選手が正面ゲートで「募金を!」と声を上げると、一斉に人だかりが起きた。「地震のニュースを見たが(被害状況は)本当にひどい。何とか手助けをしたかった」とバリテック。「どんなことでも協力して、少しでも多くの募金を集めたい。活動が続くといいし、他の大リーガーにも広がっていくはずだ」と力説した。

 14日から始まった球団基金のネット上での募金と、本拠地球場で集められた義援金などはすでに計20万ドル(約1640万円)前後に。この日はアイルランドの祝日「聖パトリック・デー」。緑のユニホーム姿で活動した松坂は自らの寄付だけでなく、さまざまな支援プランを練っているといい「続けていくことが大事。まだ考えていることがあるし、いろんな方にお願いもしている。早く実行できたらいい」と話していた。  

 ◆ジェーソン・バリテック 1972年4月11日、米ミシガン州生まれの38歳。レッドソックスで97年にメジャーデビューし、正捕手として04、07年の世界一に貢献。01年には野茂とのバッテリーでノーヒットノーランを達成した。松坂が07年に移籍して以来、ほとんどの試合でコンビを組む。通算成績は1478試合で打率・258、182本塁打、721打点。1メートル88、104キロ。右投げ両打ち。

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2011年3月19日のニュース