矢野氏も義援金 著書収益全額を第2の故郷へ

[ 2011年3月19日 14:00 ]

 スポーツニッポン新聞社評論家の矢野燿大氏は18日、著書「考える虎 最強タイガースを作り上げた攻守のカナメ」(ベースボールマガジン社新書)の自身の収益全額を、東日本大震災の義援金として被災地へ送ることを決めた。同書は関西地区で22日、全国の書店では24日に発売される予定。

 大阪・桜宮高校を卒業後、東北福祉大に進学した矢野氏は大学生活を仙台市で過ごした。今月16日、スポニチプラザ大阪でマスコミ塾の講師をつとめた際にも、気仙沼市に住む大学の先輩が行方不明となっていることを明かし「家のなくなった方も多い。簡単に“頑張ってください”とは言えない。人間、一人一人の力は小さいけれど、何かお力になれることを考えたい」と話していた。

 39(サンキュー)矢野基金で筋ジストロフィーの患者に電動車いすを贈るなど、かねてから社会貢献活動には積極的に取り組んできた。「お世話になった思い出のある土地だから。少しでもお役に立ちたいという思いです」。被災地の復興にも力は惜しまない。

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