鎌田靖氏　中国、日本人へのビザ発給停止に「文句を言われる筋合いなし。中国の俺様政策が透けて見える」

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　ジャーナリストの鎌田靖氏が11日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび！」（月～金曜前10・25）に出演。中国当局が10日、日本人へのビザ（査証）発給手続きを停止したことについて言及した。

　中国での新型コロナウイルス感染急拡大を受けた水際対策強化への対抗措置で、ビザ手続きの再開時期は不明。林芳正外相は訪問先のアルゼンチンで10日（日本時間11日）「新型コロナウイルス対策とは別の理由で発給制限を行ったことは極めて遺憾だ」と記者団に述べた。日本外務省は10日夜、在日本中国大使館がビザ発給を一時停止すると発表したことに直ちに抗議し、措置の撤回を要求した。

　鎌田氏は「そもそもこうなったのはゼロコロナ（政策）をとっていたのを急に変えて、全く違う自由みたいにしたのが、それが発端になって感染爆発的なことが起きてるわけですよね。それに対して中国が決定的に問題なのは、情報をオープンにしないじゃないですか。ブラックボックスになっているわけでしょ」と指摘し、「そうなると日本も韓国も、あるいは欧州の国もそうですけど、今ある情報で対処しなきゃいけないわけですよね。それに基づいて今回の水際対策をとったということなので、中国側から文句を言われる筋合いはないんじゃないかと僕は思うんですけどね。何となく中国にある俺様政策というか、自分たちが中心なんだというのが何となく透けて見えるっていうのが腹立たしい対応と見てしまいますね」と自身の見解を述べた。