坂上忍 「バイキング」時事問題にシフトチェンジしたきっかけ ある芸人の言葉が突破口「そうか」

[ 2023年1月11日 14:04 ]

坂上忍
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 俳優の坂上忍(55)が10日放送のテレビ朝日「証言者バラエティ アンタウォッチマン!」(火曜後11・45)にゲスト出演。フジテレビ「バイキング」がバラエティーから時事問題を扱う情報番組になったきっかけを明かした。

 「バイキング」はバラエティーとして2014年にスタート。坂上は当初、月曜のみのMCだったが、2015年に総合MCに抜てき。2016年からは時事問題を扱う情報番組へとシフトチェンジ。「すぐ終わる」と言われながらも、2022年3月まで結局、番組は8年続いた(途中『バイキングMORE』に番組名変更)。

 全曜日共通の総合MCへのオファーは「いいっすよ!」と即OKしたという坂上。というのもオファーをくれた人物が「月曜日ではみ出したことをやっていた時に守ってくれていた方だった」ことが大きかったといい、「その人から言われたので“はい!”って。ちょっと格好つけて“1日考えさせてください”とか言ったほうがいいのかな?って思ったんですけど、面倒くさいんで、“はい、わかりました!”って」と即決したという。

 ただ、当時の番組について「全然ダメですよ。途中から健康番組みたいになって、迷走ですよね」と抱いていた危機感を吐露。そんな中、とある芸人から「バイキングはいいですよね」と言われたことがあったという。「何でですか?これだけ世間から叩かれてるのに」と聞くと、その芸人は「だって、しゃべれるじゃないですか」と言ったそうで、それが転機となり、番組は時事問題を扱う情報番組へとシフトすることになる。

 「それ(芸人の言葉)を聞いた時に、そうかと。しゃべれる人がこれだけ出てるんだもんな、と。しゃべって裏と戦えるのは何だろう?って、情報番組にシフトチェンジする(こと)」と坂上。番組立ち上げ時は月~金曜で坂上を含めて5組のMCがいたことを念頭に「『バイキング』が情報番組になったとして、ほかの番組と違うのはご自分の番組を持っているクラスが集まっているんです、あの番組。その人たちが今の時事ネタであったり、いろいろなニュースに対して、自分の意見を言うってあまり見たことないなって思った」と芸人にとって理想の番組なのだと気付かされたと明かした。

 「とにかくしゃべりたい芸人さんの気質、そういうものなんだと。それで、裏と戦うって何なの?って」といい、「“時事を1回やってみてもらえませんか?”って言って、週1回、突然時事をやったら、ちょっといい結果になって、それでもう1回、もう1回ってやって、“結局、帯で時事に行きましょう!”ってことになった」と振り返った。

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2023年1月11日のニュース