古市憲寿氏 テレワーク導入で人との距離でき「せいせいしている」一つ懸念は…

[ 2020年4月12日 22:30 ]

フジテレビ社屋
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 社会学者の古市憲寿氏(35)が12日、フジテレビの緊急生討論番組「日曜THEリアル!」(日曜後8・00)に生出演し、新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言で、政府が要求したテレワークについて持論を述べた。

 安倍首相は7日夜の会見で、仕事のあり方についてテレワークを原則とするとし「どうしても出勤が必要な場合」にはローテーションを組むなどして出勤者の数を最低7割は減らすことなどを求めた。

 MCの宮根誠司(56)から「膝をつき合わせてしゃべりましょうとか、一緒に飲んで本音で話し合いましょうという文化が日本にはあるじゃないですか」と話を振られた古市氏は「そういう体面が嫌いなんで、僕はいま凄くせいせいしています」と答え、笑いを誘った。

 「テレワークというものを身構えすぎている気がする。今はもうほとんどのことがスマートフォンでできるじゃないですか。テレビ会議もメールもしているし、ゼロからやるわけじゃない。できるだけメールで、テレビ会議で完結させましょうということで、そんなに難しいことかなあと思ってしまう」とコメント。

 テレワーク導入後の問題点について「一つだけ懸念することは、日本は残業が多い。会社が労務管理できなくなるから、どんどん家で仕事をする人が増えるかもしれない。サービス残業的なものをいかに規制するかが今後の課題だと思う」と指摘した。

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2020年4月12日のニュース