中居正広「一日一回は志村さんのこと思い出す」まだ死を受け入れられず「何がつらいって…」

[ 2020年4月12日 15:56 ]

タレントの中居正広
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 タレントの中居正広(47)が11日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「中居正広 ON&ON AIR」(土曜後11・00)に出演。新型コロナウイルスによる肺炎のため3月29日に亡くなった志村けんさん(享年70)への思いを時間を割いて丁寧に語った。

 番組冒頭からコロナ関連について話した流れで、志村さんの死について話し始めた中居。「多分ですけど、テレビを見て一番最初に大笑いをしたのが“全員集合”なんですよ」と小1のころの原体験を語り「なんだこれって衝撃。オレが笑ってるのを見て家族が笑うみたいな。腹抱えて笑った。“カラスの勝手でしょ”ってなんだって」「刷り込まれちゃってるんですよ」「ジャンルは全然違いますけど、影響を受けたというレベルじゃない」とアイドル・中居の中に志村さんらドリフのDNAが深く刻まれていることを明かした。

 そして「多分、僕が小さい頃テレビ見てなくてジャニーズに入っていたらこんなタレントになってない。スマートなアイドルになってたと思う。ジャニーさんからしたら道、外れちゃってるんですよ。これは志村さんのせいなんですよ。だって小学生の時にすごく濃く入っちゃってる。人を笑わせるっていうのが」とし、かつての看板番組“スマスマ”も「志村さんの作り込んだ面白さ」を継承していたと振り返った。

 また、昨年、志村さんが中居司会のTBS「金曜日のスマイルたちへ」にゲスト出演する際、打ち合わせの段階で志村さんから中居と2人でコントをしたいと要望されたことも告白。「一回スマスマでやって。5人でやって。僕1人だとどうだろ。自信もない」。考え抜いた末、結局、中居の自信のなさから断って実現しなかったが、志村さんは「そっか、そっか、そっか…って」と優しく受け入れてくれたそうで「それが本当に…はぁーっと思ってね」「後悔だね…」と途切れがちに話した。

 また「一度だけ飲んだことがあるんですよ、たまたまなんですけど」と笑福亭鶴瓶(68)と一緒にいた時に声をかけてもらってともに飲んだ時のことも明かし「質問攻めしたの、覚えてる。いっぱいしゃべってくれた」と話した後にはしばらく沈黙する時間も。「いつまで続くか分からないけど、毎日…一日一回は志村さんのこと思い出しますね、必ず。あっ!志村さん、あっ!志村さんって」「早かったからなぁ…志村さん陽性から亡くなるまでがちょっと。心よりご冥福みたいなのもまだ全然言える感じじゃない」「すごく紳士で。好きな人でした。ご冥福はもうちょっと(時間を)かけてかなと思います」といまだ受け入れられない様子だった。

 そして「何か“学び”がないと、志村さんも浮かばれない」とも話した中居。「何がつらいって、お別れもできないっていうね。ノムさんのお別れの会も延期になったまんまなんですよ。お別れはしっかりしたいなぁ…。志村さん、これも笑ってるのかなぁ…」と今年2月に亡くなった元プロ野球監督の野村克也さん(享年84)の名前も出して別れのつらさをかみしめていた。

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2020年4月12日のニュース