バンテリン劇場!中日 柳“9回ノーノー”→マルティネス今季初自責点→2者連続弾でサヨナラ勝ち!

[ 2023年8月13日 16:49 ]

セ・リーグ   中日2―1広島 ( 2023年8月13日    バンテリンD )

<中・広>お立ち台でヒーロー3人を隠すように正面に立ち、インタビューに答える柳(撮影・椎名 航)
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 中日が延長10回に執念の逆転サヨナラ勝ちを収めた。

 先発の柳が9回まで無安打無得点投球を続けながら、打線も沈黙して0―0のまま延長戦に突入。121球の快投だった柳は9回裏の中日の攻撃を終えると、何とも言えない笑みを浮かべた。

 柳は9回で降板。10回のマウンドを託されたマルティネスが2死から広島・堂林に痛恨被弾。今季37試合目で初の自責点となった。

 “ノーヒットノーラン”でも勝てないのか…。不穏なムードが漂った10回の中日の攻撃。無死から石川昂が同点弾を放つと、続く宇佐見がサヨナラ本塁打を放って、劇的勝利を飾った。

 記録上はノーヒットノーランにはならなかったが、柳は「人生初。本当に達成できると思っていなかったので」とし、「(26試合連続安打の)岡林のために、ヒーローインタビューでしゃべってもらおうと思って投げた。勝ち試合になって良かった。前回がふがいないピッチングだったので、今日にかける思いは強かった」と振り返っていた。

 立浪監督は柳を10回続投させなかったことについて「ちょっと迷った部分はあったけど。ライデル(マルティネス)という投手もいますし。逆に(柳が)10回いって負けがつくという嫌な予測をしてはいけないけど、それよりも今日9回ゼロで、ノーヒットで抑えた、その方が次につながるのかなという思いはあった」と説明した。

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