巨人・原監督 “小走り”満塁弾ブリンソンに「薬が効いてきた」「私のコメントも伝わっているはず」

[ 2023年8月13日 19:19 ]

セ・リーグ   巨人8―1DeNA ( 2023年8月13日    東京D )

<巨・D>初回1死満塁、ブリンソンは左越え満塁弾(撮影・小海途 良幹)
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 巨人の原辰徳監督(65)がDeNA戦(東京D)の初回に来日初のグランドスラムとなる9号満塁弾を放ったルイス・ブリンソン外野手(29)についてちゃめっ気たっぷりに語った。

 ブリンソンは9日の阪神戦(東京D)では0―0で迎えた5回の第2打席に中堅フェンス直撃の大飛球を放ちながら本塁打と思い込む“確信歩き”で全力疾走を怠り、単打にするまさかのボーンヘッド。

 試合後、怒りの指揮官からは「あの、なんていうか、申し訳ないね。これ、我々の指導不足だね。あれはもう、ほんとに、志す少年たちに対して、全ての野球人に対して、なんていうか、私自身の指導不足というところで、恥ずかしいプレーでしたね」と厳しいコメントが飛び出していたが、この日は“確信小走り”でガッツポーズをしながら一塁ベースへ向かっていた。

 試合後、ブリンソンについて聞かれた原監督は「いいですね。少し薬が効いてきたんじゃないかな」とまずはコメント。大飛球後の走塁について「そこはもうしっかり目を凝らしてみていましたよ(笑い)。でも一瞬ね、そんなような感じがね。でも結果的にはなかった」とし、“確信小走り”について聞かれると「ふふっ。もう僕はあの時、皆さんの前で頭を下げたでしょ。指導不足だと」と続けた。

 前回のボーンヘッド後、ブリンソンに直接指導したのか聞かれると「いやそれは、指導するでしょ。やっぱりあの時の私のコメントも伝わっているはずですよ。そこはやっぱりね、大人は言われる前に反省するわけだから。やっぱり言われてから反省するのはプロではないですし、大人ではないですよ」と話していた。
 

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