中日・柳 ノーノー幻も笑顔「また次の機会にチャレンジしたい」快投の源は…

[ 2023年8月13日 17:20 ]

セ・リーグ   中日2―1広島 ( 2023年8月13日    バンテリンD )

<中・広>ノーヒットノーランは幻ながら達成の感謝の言葉を述べ、ナインから突っ込まれる柳(右)(撮影・椎名 航)
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 中日が延長10回に執念の逆転サヨナラ勝ちを収めた。

 先発の柳が9回まで無安打無得点投球を続けながら、打線も沈黙して0―0のまま延長戦に突入した。10回のマウンドを託されたマルティネスが2死から広島・堂林に痛恨被弾。今季37試合目で初の自責点となった。だが、追い込まれた10回に石川昂、宇佐見の2者連続本塁打で劇的な幕切れとなった。

 26試合連続安打の岡林、石川昂、宇佐見とともにお立ち台に立った柳は白星もつかず、ノーヒットノーランの記録もつかなかったが、笑みを浮かべていた。

 「みなさんの大声援のおかげでノーヒットノーラン達成できました。ありがとうございました」

 ――この拍手を浴びて
 「人生初のノーヒットノーランだけど、本当に達成できると思っていなかったので。ありがとうございました」

 ――121球どう振り返るか
 「本当にノーヒットノーランできて最高です」

 ――9回でマウンド降りているが…
 「ふざけるのはここまでにして。岡林のためにヒーローインタビューでしゃべってもらおうと思って投げた。勝ち試合になって良かった」

 ――立ち上がりピンチからのスタート
 「前回がふがいないピッチングだったので、今日にかける思いは強かった」

 ――大記録は惜しくも届かなかった
 「また次の機会にチャレンジしたい。今日は岡林が凄い記録を打ち立てたので、誰にも抜かれない記録を残してほしい」

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