【甲子園】東海大甲府・村中監督　最後の夏…初戦敗退も「最後にここに立たせてもらってありがたい」

第105回全国高校野球選手権記念大会第7日2回戦   東海大甲府5－7専大松戸 （ 2023年8月12日    甲子園 ）

＜専大松戸・東海大甲府＞9回の攻撃に入る前に円陣を組み、選手に声を掛ける東海大甲府・村中監督（撮影・須田　麻祐子）　
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　最後の夏が終わった。本年度限りでの退任を表明している東海大甲府（山梨）の村中秀人監督は「勝負は負けましたけど選手たちは一生懸命動いてくれました」と笑顔で振り返った。

　山梨大会でチーム打率・433を誇った強打で11安打5得点を奪ったが、3失策やバッテリーミスからの失点が響き初戦敗退。先発して6回1/3を8安打7失点（自責点3）だった長崎義仁（3年）は「点を取ってもらった後の回が反省でした」と悔やんだ。

　東海大相模（神奈川）時代も含めて春夏通算10度、甲子園へ導いた村中監督。最後は三塁アルプスへ深々とお辞儀をし「本当は勝ちたかったんですけど。勝たせてあげたかったんですけどね。最後にここに立たせてもらってありがたい」と選手に感謝した。

　▼巨人・原監督（村中監督と東海大相模、東海大で同期）非常に最後も粘り強く戦ってね、彼の高校野球指導者としては、素晴らしい野球人生だったと思いますね。同期として、ユニホームをずっと着ていたという点においては、刺激し合うところもあったので、そういう意味ではご苦労さまでした、ということですね。