巨人ブリンソン「ホームランになって良かったです」 来日初のグランドスラムは“確信小走り”

[ 2023年8月13日 17:20 ]

セ・リーグ   巨人8―1DeNA ( 2023年8月13日    東京D )

<巨・D>初回1死満塁、ブリンソンは左越え満塁弾(撮影・小海途 良幹)
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 巨人のルイス・ブリンソン外野手(29)がDeNA戦(東京D)で来日初のグランドスラムとなる9号満塁弾を放ち、チームの3カードぶり勝ち越し&勝率5割復帰に大きく貢献した。

 「6番・中堅」で先発出場。初回、38歳の1番・長野が広島時代の2020年8月15日阪神戦(京セラD)以来3年ぶりとなる三塁打で出塁すると、2番・吉川の二ゴロでまずは1点先制。3番・坂本が中前打、4番・岡本和が左前打、5番・秋広が右前打で1死満塁とすると、ここでブリンソンが第1打席に入った。

 そして、相手先発左腕・石田が1ボールから投じた2球目だった。内角高めスライダーを叩くと、打球は左翼スタンドに吸い込まれ来日初の満塁アーチとなった。さらに7番・大城卓も5連打&2者連続弾となる14号ソロ。巨人打線は初回から一挙6点を挙げて快勝となった。

 ブリンソンの本塁打は2日のヤクルト戦(東京D)で相手先発左腕・高橋から放って以来10試合ぶり。巨人の満塁弾は大城卓、丸、岡本和に続いて今季4本目となった。

 9日の阪神戦(東京D)では0―0で迎えた5回の第2打席で中堅フェンス直撃の大きな飛球を放ちながら、本塁打と思い込む“確信歩き”で全力疾走を怠り、単打にするまさかのボーンヘッド。

 試合後、怒りの原辰徳監督(65)からは「あの、なんていうか、申し訳ないね。これ、我々の指導不足だね。あれはもう、ほんとに、志す少年たちに対して、全ての野球人に対して、なんていうか、私自身の指導不足というところで、恥ずかしいプレーでしたね」と厳しいコメントが飛び出していたが、この日は“確信小走り”で一塁ベースへ向かっていた。

 ▼ブリンソン 打ったのはスライダーです。何とか追加点を取りたいと思って、思いきっていこうと思っていました。ホームランになって良かったです。

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