阪神・岡田監督 ノイジーにまた怒「立っといたら全部フォアボールやんか」 我慢の限界スタメン落ち示唆

[ 2023年6月7日 06:45 ]

交流戦   阪神1-4楽天 ( 2023年6月6日    楽天モバイル )

<楽・神>5回2死一、三塁、相手好守で二ゴロに倒れ、ヘルメットを投げ上げて悔しがるノイジー(撮影・北條 貴史)
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 疲労困“敗”だ。3点を追う9回、阪神打線は守護神・松井裕を攻略する気力は残っていなかった。5日のロッテ戦は、5時間7分に及ぶ死闘を繰り広げた末にドロー。一夜明けたこの日は午前10時に伊丹空港発の航空機で仙台入り。激戦と長時間移動の疲れを考慮し、試合前練習では全体のフリー打撃は行わず、希望者のみ室内で打撃練習を行った。各自のコンディション調整に重きを置きながら、初回、大山の適時打で1点を奪うのがやっとだった。「スミ1」での完敗に、岡田監督の怒りの矛先はノイジーへと向けられた。

 「ちゃんとストライクを打つ人間と、ボールを打ってる人間と(はっきりした)。もう俺も辛抱できひん」

 大山の一打が生まれる直前の第1打席で、ノイジーは“失態”を演じた。則本が2ボールから投じた3、4球目のスライダーは、どちらも外角低めに大きく外れていた。にもかかわらず、N砲は無為にスイング。当然バットにかすりもせず、5球目、今度はフォークにバットは空を切った。「立っといたら全部フォアボールやんか。何十回目よ。ちょっとしんどい」とバッサリ切り捨てた。直近6試合で24打数1安打。一向に調子が上がりきらない現実。指揮官も我慢の限界に達し、7日の先発落ちも示唆した。

 虎の連勝は引き分けを挟み2で、火曜日の連勝は3で、そして仙台での連勝まで4で止まった。一進一退が続く6月。ノイジーの真の復調なくして、虎の再進撃はない。(八木 勇磨)

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