ウォーカー サイクル達成なら巨人助っ人初と聞かされ「あーーー」と悔やむ 大学時代に1度経験

[ 2023年6月7日 22:32 ]

交流戦   巨人10―0オリックス ( 2023年6月7日    京セラD )

<オ・巨>サイクル安打に「あと少し」と悔しげなウォーカー(撮影・大森 寛明)
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 巨人のアダム・ウォーカー外野手(31)がオリックス戦(京セラD)で5打数5安打3打点の大暴れ。二塁打が出ずに来日初のサイクル安打こそ逃したものの、チームの今季初となる2桁得点圧勝に大きく貢献した。

 「6番・DH」で先発出場。2回、先頭打者として入った第1打席で相手先発左腕・曽谷から右中間を破る三塁打を放つと、4回には無死一、三塁で曽谷から左前にポトリと落ちる適時打を放ち、貴重な追加点をマークした。相手左翼・中川圭が目測を誤るラッキーな一打。これで完全に波に乗った。

 6回に1死走者なしで入った第3打席では、この回から登板した相手3番手右腕・小木田がカウント2―2から投じた8球目、内角151キロを捉えてバックスクリーンへ叩き込む5号ソロ。サイクル安打がかかった8回、無死二、三塁で入った第4打席では5番手右腕・漆原から左前適時打を放った。最後の打席と思われただけに一塁ベースを大きく回ってから戻り、苦笑いを浮かべたウォーカー。だが、この回、巨人打線は打者10人で一挙5点を挙げ、9回に5打席目が回ってきた。

 8―0で迎えたこの回。ウォーカーは無死一塁で6番手右腕・近藤から右前打。巨人では2008年9月3日の広島戦(京セラD)で達成した小笠原道大以来15年ぶり、外国人選手では球団初となるサイクル安打こそ逃したものの、今季初の3安打猛打賞から一気に5打数5安打3打点という大爆発だった。

 試合後、ウォーカーとの一問一答は以下の通り。

 ――試合を振り返って。

 「全体的に良かったです。いつもなんですけれども、複数のヒットを打つのは特別なんで、今日も非常に、特別な日だと思います」

 ――サイクルヒットの経験は。

 「大学時代1回。サマーリーグで達成したことがあります」

 ――4打席目、5打席目は狙ったか。

 「もちろん4打席目から意識して、ツーベースヒット狙っていきました」

 ――達成していれば、巨人の外国人選手では初めて。

 「あーーー、次回、達成できるように頑張りたいと思います」

 ――4打席目は外角のフォークボールを二塁打にならないようなチームバッティングのようにも見えた。

 「ランナーがいる場面だったので、とにかく、ランナーを還すことを意識して、ちょっと足りなかったんですけれども、一応ヒットになってうれしい。そういう気持ちです」

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