146キロ左腕のアーニャ登場で仙台大打線爆発「アーニャ、勝利と平野が好き！」

全日本大学野球選手権　2回戦   仙台大―東日本国際大 （ 2023年6月7日    神宮 ）

＜東日本国際大・仙台大＞アーニャのコスプレをした部員が登場し、盛り上がる仙台大応援団（撮影・木村　揚輔）
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　3―3で迎えた7回、三塁側応援席に「仙台大のアーニャ」が登場した。アマゾンで購入したピンクのかつら、胸には赤いリボンの衣装。漫画「SPY×FAMILY」の人気キャラクター・アーニャ・フォージャーに扮して応援台に立ったのは池田亮太投手（3年）だ。

　前日の桐蔭横浜大戦に続く7回限定の登場。プロ注目の辻本主将が「寮でも見慣れています。相手をかく乱できているかなと思います。力になっています」と語るコスプレ応援だ。この回、仙台大は辻本の3ランなど6安打5得点の猛攻で勝ち越しに成功。想像を上回る効果にアーニャならぬ池田は「応援の力を実感しました」と声を弾ませた。

　選手としては最速146キロを誇る左腕である池田。昨年のリーグ戦では春、秋ともにベンチ入りした。今大会ではベンチ入りすることができず「自分は人より球速は出るが、コントロールが課題。そこを直して秋は神宮の舞台に立ちたい」と語る。熱い思いを応援に込めてナインを鼓舞。今大会でも屈指の一体感を持つ仙台大応援団。「一体感は負けずに頑張っていきたい」と言う。そして「アーニャ、勝利と平野（寮の同部屋、4番で出場）が好き」と同キャラクターのセリフで締めた。

　7回の攻撃が終わり、応援台の上で「俺は明日も死ぬ気で応援する」と絶叫した池田。応援席の部員からは「アーニャ！アーニャ！」と感謝のコールが送られた。（柳内　遼平）