西武が今季初サヨナラ! 伏兵・長谷川が左越えに一発「みんなでつないだ結果」

[ 2023年6月7日 22:28 ]

交流戦   西武2-1中日 ( 2023年6月7日    ベルーナD )

<西・中>9回、サヨナラとなるソロ本塁打を放ちナインと喜ぶ長谷川 (撮影・白鳥 佳樹)
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 西武が伏兵・長谷川信哉(21)のプロ初となるサヨナラ弾で劇的勝利。交流戦の成績を4勝4敗の五分に戻した。

 守護神・増田が1点のリードを守れず、1-1となって迎えた9回。1死走者なしの場面で長谷川は中日の2番手・祖父江が投じたボールカウント1-1からの3球目、149キロの直球を強振。打球は歓喜に沸くレフトスタンドに吸い込まれた。西武は今季初のサヨナラ勝ち。長谷川はレフトスタンドに向かって手を挙げ、ホームイン直前でヘルメットを投げ飛ばすと、チームメイトのウォーターシャワーを心地良さそうに浴びた。

 「みんなでつないだ結果、ホームランが打てた。来た球を振る。シンプルに考えました」と3年目の若武者はお立ち台で笑顔を見せた。「(サヨナラ弾は)二軍では打ったことがあるが、一軍では初めて。ライナーだったので、そのまま入ってくれ、という思いで走った。レフトからの拍手が大きくてうれしかった」

 プロ3年目。昨年7月2日に育成から支配下へとはい上がった。登録は内野手だが、外野もこなす。長谷川自身も「足と肩が自分の武器、外野もやります」と話す。キャンプで受けたノックの量は若手でも一番だった。目下、西武の外野手は確固たるレギュラーが不在の状態。もちろん、長谷川も定位置取りに挑む日々だ。

 チームメイトの手荒い祝福には「悪くない。もっと多く(祝福を)受けたい」という。将来の目標は定位置を取った上でのトリプルスリー。「(明日も)勝ちます!頑張ります」。“ハセシン”は、さらなる活躍をファンに誓った。

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