オリ・杉本「日本一の打者の後なので、仕方ないこと」 吉田正申告敬遠直後に先制適時打

[ 2022年10月29日 22:57 ]

SMBC日本シリーズ2022第6戦   オリックス3-0ヤクルト ( 2022年10月29日    神宮 )

<ヤ・オ>6回2死一、三塁、先制適時打を放ち、ベンチに向かってVサインの杉本(撮影・北條 貴史)
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 オリックスが、29日の「SMBC日本シリーズ2022」第6戦でヤクルトに3-0で勝ち、通算3勝2敗1分けで、日本一に王手を掛けた。

 値千金の仕事を果たしたのが杉本だ。両軍無得点で迎えた6回、2死一、二塁で小川の142キロ直球を右前に運ぶ先制適時打。直前で吉田正が申告敬遠を受ける中、見事な一打を放った。

 試合後、杉本は「正尚は敬遠されると思っていたので、ある程度、準備はできていたので、落ち着いて打席に入れました」と話し、今シリーズ3度目の「吉田正、申告敬遠後の打席」だったことについては「日本一の打者の後なので、仕方ないこと。でも監督が正尚の後で僕を使ってくれている以上は、まあそういうことやろうなと分かっている」と振り返った。

 また、試合前には円陣で「おとといはナイスゲームでした。とうとう、ヤクルトと並んで、2勝2敗。あと2勝でアレなんで、あと2勝してアレして、みんなで御堂筋でパレードしましょう」と、「アレ」発言でチームを鼓舞したことには、「岡田監督の真似しました」とニッコリ。26年ぶり日本一に王手をかけたことには「手の届くところまで来ていますが、僕の場合は攻めていけたらな、と思います」と守りに入らずに向かっていく気持ちを強調していた。

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2022年10月29日のニュース