日大三が逆転勝ちで4強 2季連続甲子園へ一歩前進 秋季東京大会

[ 2022年10月29日 14:17 ]

高校野球・秋季東京大会 準々決勝   日大三3―2桜美林 ( 2022年10月29日    スリーボンド八王子 )

<桜美林・日大三>延長10回の激戦を制し、喜ぶ日大三ナイン
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 春夏計3度の全国制覇を誇る名門が2季連続甲子園に一歩前進した。今夏の西東京大会準々決勝の再現となったカードは日大三が桜美林に逆転勝ち。今大会初スタメンに抜擢された池内仁海外野手(2年)の活躍で、延長10回に及ぶ熱戦を制した。

 背番号8の池内が攻守で躍動した。

 まずは守備だ。2―2の9回2死一塁。中堅前を襲うライナーに迷いなく前進するとスライディングキャッチ。抜けていればサヨナラの危機を救った。「絶対捕ってやろうと…。思い切っていきました」。「ナイスプレー」盛り上がるベンチの雰囲気に乗り、バットでも魅せた。

 10回2死二塁でカウント1―1からのスライダーを勝ち越しの右前適時打。「逆方向にしっかり振り抜けた。守備は自信あるけど、打撃はなくて…。でも(初先発で)試合前から気持ちを作れた」と胸を張った。

 小倉全由監督も絶賛した。「全員が守ってくれた。特に池内が前に突っ込んだり、よく守ってくれた」と目を細めた。

 来春の選抜出場をかけて、11月12日の準決勝は舞台を神宮に移す。「少し打順を動かして、臨みたい」。小倉監督は決戦を見据えた。

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2022年10月29日のニュース