オリ・中嶋監督 日本一王手にも「去年も今年もマジックなしで優勝してますので、なんか分からないですね」

[ 2022年10月29日 22:04 ]

SMBC日本シリーズ2022第6戦   オリックス3-0ヤクルト ( 2022年10月29日    神宮 )

日本シリーズ<ヤ・オ> 9回、敵失で追加点を挙げ、中嶋監督(右から3人目)はベンチでガッツポーズ(撮影・大森 寛明)
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 オリックスが、29日の「SMBC日本シリーズ2022」第6戦でヤクルトに3-0で勝ち、通算3勝2敗1分けで、日本一に王手を掛けた。

 先発の山崎福が5回を1安打無失点と好投すると、6回に杉本が先制適時打を放ち、先手を奪う。ここでオリックスは得意の継投策に回り、6回は宇田川、7回は平野佳、8回は山崎颯が無失点でつなぐと、9回に相手の失策もあり、2点を追加。9回はワゲスパックが逃げ切りに成功し、継投による1安打完封リレーを達成した。許した安打は初回、先頭の塩見のみ、という“スミ1安打”となった。

 以下は、試合後の中嶋監督インタビュー。

 ―息詰まる熱戦。
 「なかなか点が入らない状況ですので、非常に厳しい試合だったと思います」

 ―先発の山崎福は好投だった。
 「はい、もう、最高のピッチングだったと思います」

 ―バックの守りも支えた。
 「本当にこの難しい中、よく守ってくれましたし、盛り立ててくれましたと思います」

 ―6回の杉本の打席は。
 「吉田正が歩かされるのはもう分かっていたことなので、何とか後ろのバッターが打たないと、このゲームは勝てませんので、祈ってましたけど、しっかり打ってくれてよかったです」

 ―自慢の継投陣で逃げ切った。
 「まあ、自慢とは思ってないんですが、よく投げてくれてます」

 ―3連勝で、26年ぶり日本一に王手。
 「そこまで来ましたけど、去年も今年もマジックなしで優勝してますので、なんか分からないですね」(シーズンでは昨年も今年も一度もマジックが点灯しないままリーグ優勝)

 ―ファンに。
 「寒い中、本当にありがとうございます。明日もこの寒さを吹き飛ばす熱いゲームをやりたいと思いますので、応援してください」

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