ワールドシリーズが開幕　フィリーズが敵地で先勝　アストロズは今プレーオフで初黒星

延長10回、右越えにソロ本塁打を放ったフィリーズのリアルミュート（AP）
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　ワールドシリーズが28日にテキサス州ヒューストンで開幕。ナ・リーグ最下位シード（第6シード）から勝ち上がっていたフィリーズ（東地区3位＝87勝55敗）が、プレーオフに敗って7戦全勝だったア・リーグ第1シードのアストロズ（西地区1位＝106勝56敗）を延長10回の末に6―5で振り切って敵地で先勝した。

　フィリーズは0―5で迎えた4回、今季18勝（4敗）を挙げている先発のジャスティン・バーランダー（39）に4安打を集中して3点。4回1死1、2塁の場面でJはJ・T・リアルミュート（31）が二塁打を放って同点とした。

　延長10回にはリアルミュートがアストロズ5番手で今季先発として15勝（8敗）を稼いでいたルイス・ガルシア（25）から右越えに勝ち越しの本塁打。この1点を守り切って敵地で貴重な白星をもぎとった。

　アストロズは2回と3回にカイル・タッカー（25）の2打席連続本塁打などで計5点を入れたものの苦杯。今ポストシーズンの地区シリーズではマリナーズに3戦全勝、リーグ優勝決定シリーズではヤンキースに4戦全勝だったが、2年連続出場となったワールドシリーズの第1戦で今ポストシーズン初黒星を喫した。

　バーランダーは5回を6安打、5失点。タイガース時代を含め、ワールドシリーズでは0勝6敗。8度目の先発でも、初勝利を挙げることはできなかった。