引退の杉谷拳士 日本ハムは「本当に家族のような存在」

[ 2022年10月29日 06:00 ]

花束を手にする日本ハム・杉谷(撮影・高橋 茂夫)
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 日本ハムの杉谷拳士内野手(31)が28日、札幌市内の球団事務所で会見を行い、今季限りでの現役引退を表明。「引退会見という言葉は使いたくない。前進会見ということで、これからの人生を前進していきます」と前向きな言葉で14年間のプロ生活に終止符を打った。

 【杉谷に聞く】

 ――「前進会見」の意味は。
 「栗山監督からもいつも“前に進みなさい。拳士は拳士らしくやりなさい”と話してもらっていた。そういった意味で前進という言葉を使った」

 ――決断した理由。
 「自分の体のこと、自分の将来について考えた時に、この先たくさんのことを学ばないといけない。総合的に考えて決断した」

 ――ファンの後押しは大きかったか。
 「北海道でグラウンドに立ったことを今でも鮮明に覚えている。あの時の歓声は忘れられないもの」

 ――印象に残っている場面は。
 「両打席で本塁打を打った時はもちろん一番うれしいと思ったけど、(16年に)打席の中で有鉤(ゆうこう)骨を折った時の音は今でも覚えている」

 ――日本ハムはどんな存在か。
 「本当に家族のような存在。まだまだこれからファイターズは強くなると思っている」

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2022年10月29日のニュース