ヤクルト高津監督と一問一答 王手かけられ「勝つしかないので。勝つために全力を尽くします」

[ 2022年10月29日 22:55 ]

SMBC日本シリーズ第6戦   ヤクルト0―3オリックス ( 2022年10月29日    神宮 )

<ヤ・オ>6回、空振り三振に倒れたオスナ(左)を横目に選手交代を告げる高津監督(撮影・尾崎 有希)
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 2年連続4度目の顔合わせとなった「SMBC日本シリーズ2022」は29日、第1、2戦の会場だった神宮球場に戻って第6戦が行われ、セ・リーグ優勝チームのヤクルトはわずか1安打で第4戦(京セラD)に続いて零敗を喫し、パ・リーグ覇者のオリックスに3連敗で王手をかけられた。

 試合後、高津臣吾監督(53)との一問一答は以下の通り。

 ――小川について。

 「前回と比べたら、精神的にもといったら分からないけれども、すごく落ち着いて見えましたね。いつも通り丁寧に、中村といいバッテリーで、よくゲームをつくったと思います」

 ――杉本のタイムリーはインコース要求が甘く入った。

 「そりゃ甘くなったらね、打たれますね」

 ――短期決戦の怖さ。

 「短期決戦だからとかじゃなくて、その1球の意味というのは、歩かして敬遠して、杉本くん勝負にいったわけで、まあ1本打たれたら、先に点取られて厳しい状況になるぞというのは、理解したなかでの、あの投球だと思っているので、いろいろ頭の中では考えていること、たくさんあっただろうけれど、結果的には甘くなってしまったという、ちょっとまだ映像見てないから分からないけれど、結果的には打たれてしまったというところでしょうね」

 ――打線は初回の塩見の1安打だけ。

 「うーん、作戦はいろいろ練って、対策練って、挑んだんですけれど、結果からいうとうまくいかなかったというところ…って考えると、相手のバッテリーがうまく攻めたのか、こちらの作戦がよくなかったのか、対策がよくなかったのか、そこは判断したいと思います」

 ――3、4番で四球でチャンス作った。最後のつながりがほしかった。

 「フォアボールは相手のミスだと思っているので、そのミスに付け込むことができなかった。そこで1本打つことができなかったところが、ゼロで最後までいってしまったところになると思います。いつもいつも打てるわけではないですけれど、やっぱりそういうところから、崩していかないと、そう簡単ではないと思っているので」

 ――9回はマクガフ。また守備の乱れから失点。

 「結果は残念ですけれど、彼の性格であったり、いろんなものを知っている我々なので、もちろん、手を抜いたり、やけになったり、絶対しない、一生懸命やっているなかでのプレーだと思います」

 ――イニング途中で降板。ベンチで声をかけていた。久保に代えた。

 「失点もしてしまったので、左の宗選手だったので代えました」

 ――明日以降、同じような場面でも、9回はマクガフか。

 「今から考えたいと思います。彼への信頼は変わらないです」

 ――昨年のCS、日本シリーズ、今年のCSと崖っ縁に立ったヤクルトを見たことがない。明日はどんな戦いを。

 「シーズン中にけっこう崖っ縁が多かったのでね。まあ、ここまで来たら勝つしかないので。勝つために全力を尽くします。できることをすべて準備して、それで勝つか負けるか、あとはやってみないとわからない。全力を尽くして準備して明日のプレーボールを待ちたいと思います」

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