西武・稼頭央流キャンプ改革 5日遅い開幕考慮し来春2・6始動、今秋A、B班分けで競争意識UP

[ 2022年10月29日 04:50 ]

西武・松井監督
Photo By スポニチ

 西武・松井新監督が「キャンプ改革」に着手した。11月2日から始まる秋季キャンプと、来春キャンプの改革を実行。就任1年目から「稼頭央の考え」を前面に打ち出す。

 3月にWBCが開催されるため、今季の3月25日から、来季はパ・リーグが5日遅い3月30日、セは同31日に開幕する。選手のコンディション調整を優先するため、来季の春季キャンプインを5日遅らせて2月6日にすると発表。2月1日から4日は自主トレーニング期間とし、5日にキャンプ地に移動することを決めた。

 埼玉・所沢で行う秋季キャンプでも新たな試みの導入を決めた。昨年は約70人で動いたが、今年は1、2軍を意味するA、B班に分けて練習を実施することを決定。指揮官は「入れ替えは出てくる。競争意識も大事」と説明。紅白戦も行い、期間中の入れ替えを行い底上げを図る。「ここ(所沢)は分けても両方見られる。しっかりと分けた中で、課題に取り組む」と全体を把握しながら、戦力を見極めていく。

 「メリハリをつけてやっていく。(練習の)ボリュームはアップする」と厳しさも打ち出し、まずは充実の秋を目指す。全ては来年3月30日の開幕に照準を合わせるため。変化を恐れずに松井流を貫く。(神田 佑)

 ≪11・23開催ファンフェスに辻前監督が出演≫11月23日にベルーナドームで開催する「ライオンズ サンクスフェスタ2022」に、今季限りで西武を退任した辻前監督が出演する。また同イベントは「学園」をテーマに生徒役に扮した選手たちがトークや競技を繰り広げる予定で、3年ぶりにサイン会や写真撮影会など、選手と触れ合うことができる企画が復活する。

続きを表示

2022年10月29日のニュース