智弁和歌山、京都国際に8―4で逆転8強 3番青山が高校通算29号2ランで反撃口火

[ 2022年10月29日 12:55 ]

秋季近畿地区高校野球大会 1回戦   智弁和歌山8―4京都国際 ( 2022年10月29日    紀三井寺 )

<智弁和歌山・京都国際>初回1死一塁、智弁和歌山・青山は左中間に2点本塁打を放つ (撮影・後藤 大輝)
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 第95回選抜高校野球大会(来年3月18日から14日間、甲子園)の重要な参考資料となる近畿大会1回戦が開催され、智弁和歌山(和歌山1位)は京都国際(京都2位)に逆転勝ちして8強入りした。

 初回、2安打に2失策、2度の暴投が絡んで3失点。悪い流れを変えたのは主砲の一打だった。

 3番・右翼の青山達史(2年)が1死一塁から左中間スタンドへ運ぶ高校通算29号。「試合が0―3で始まるか、1―3、2―3では大きく違う。会心ではなく、詰まった当たりでしたが入ってくれてよかった」。19年以来4年ぶりのセンバツ出場へ、チームに活を入れた放物線を笑顔で振り返った。

 今夏、三塁を守った守備は右翼へ戻った。「しっかり打撃に専念してもらおうと思いました」。中谷仁監督の思惑に一発回答した青山は入学後、捕手に遊撃も経験。その経験があればこそ「“ワンプレーで試合の流れは変わるぞ”とチームに伝えてます」。

 思いは同点に追いつきながら再び1点を勝ち越された5回、1死二塁から自身は一邪飛に倒れたが、4番・中塚遙翔(はると、2年)が放った右中間越えの逆転2ランにつながった。30日の準決勝へ向け、言動で鼓舞する主将の存在感は高まった。

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2022年10月29日のニュース