引退の日本ハム・杉谷 帝京軍団らの自主トレ先導を後輩・松本剛に託す

[ 2022年10月29日 06:00 ]

21年、日本ハムオーナーズパーティーで新庄監督の似顔絵を描く松本剛(左)、杉谷拳士
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 引退表明した日本ハム・杉谷が「帝京魂」の継承を、松本剛に託した。オーストラリアでの単身自主トレがコロナ禍でできなくなった20年オフから、国内の離島で同じ帝京出身の後輩らと自主トレをしてきた。「正直、剛にはすぐ伝えました。今後向かう方向はこうなるかもしれないと。自主トレの件もいろいろ頼むぞという話もしました」と語った。

 石川亮に伝えると驚かれ「普段あんなに声が大きいのに、だいぶ声が小さくなっていた」という。郡にはLINEで報告すると「えっ!自主トレ一緒にできないっすか?」と返信があり、すかさず「自主トレじゃねーだろ、野球だろ、バカヤロウ」と返したという。

 帝京の大先輩で正月特番「リアル野球BAN」で一緒に戦ってきたタレントの石橋貴明には会って報告。「貴明さんにはこれからもいろんな形でお世話になりたい」と話した。

 31歳の杉谷は日本ハム生え抜きの野手で最年長。帝京軍団だけでなくチーム内では多くの後輩から慕われ、引退決断後は「(清宮)幸太郎、細川、清水…後輩たちから長文で涙が出るような連絡があった」という。唯一不満?だったのが自主トレでも世話した野村。「一番かわいがっていて、ファイターズを背負っていかなきゃいけない選手なんですけど…」と前置きして「みんなからLINEが来ているんだけど、ないのかな?って、自分からしてしまった」と明かした。

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2022年10月29日のニュース