オリ11・3御堂筋“リアル”パレード飾る 日本一王手へ“二刀流”山崎福 投手ですが「打てるように」

[ 2022年10月29日 05:00 ]

オリックス・山崎福(撮影・岡田 丈靖)
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 オリックスは28日、11月3日に大阪市の御堂筋で開催される「大阪・光の饗宴2022開宴式」に参加し、リーグ優勝パレードを実施すると発表した。25年ぶりにリーグ制覇した昨年はコロナ禍の影響で京セラドーム大阪内でのバーチャル実施となったが、今年は“リアル”パレードが実現。それを日本一で実施できれば最高だ。日本シリーズは2勝2敗1分けで、29日から敵地・神宮球場に舞台を移して第6戦が行われる。

 11月3日午後5時、夕暮れの御堂筋でイルミネーションが今年初点灯される。大阪府の吉村洋文知事、大阪市の松井一郎市長らから花束を贈呈され、オリックスの選手たちはパレードカーに乗って行進開始。久太郎町3交差点から新橋交差点まで、中嶋監督が、吉田正や山本らが、おそらく沿道に詰めかけたファンとリーグ連覇の喜びを分かち合う。

 御堂筋パレードの実施が正式発表された。昨年は新型コロナウイルス感染拡大にともなって中止となり、代わりに京セラドームで開催された「ファンフェスタ」でビジョンに御堂筋を模した映像が流された。しかし今年は違う。BsGirlsやマスコットのバファローブル&ベルも駆けつけ、“リアル”の花道を彩る。オリックス球団も「今年は“バーチャル”ではなく“リアル”のパレードで、リーグ連覇の喜びを共に分かち合いましょう!」と呼びかけた。

 もちろん日本一をつかんで凱旋としたい。2勝2敗1分けで迎える日本シリーズは29日に第6戦。第5戦の吉田正のサヨナラ弾で2連勝とし、タイに戻したオリックスに勢いはあるが、中嶋監督も「総力戦になると思う。(攻撃で)手数は出ているが、走者を置いた時にもう1、2ランク上げていかないと大舞台では勝てない」と接戦を覚悟した。

 当初6戦目の先発を担うはずだったエース・山本は、やはり登板回避となった。22日の初戦で左脇腹に違和感を覚えて5回途中で緊急降板し、翌23日から別メニュー調整。遠征には同行するが、まだ登板可能となるまで時間を要する見込みだ。

 代わって予告先発されたのは山崎福だ。第2戦で4回無失点に抑え、先制右前適時打と投打に躍動した。「良い感覚も残っている。2回も先発させてもらえて、うれしいの一言。(村上、山田に)注意しつつ思い切り攻めていきたい。(打撃も)打てるように」。山崎福の投打二刀流で王手をかける。(畑野 理之)

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