オリ・山崎福 第2のホーム神宮でシリーズ初勝利「アマチュア時代とは違って、すごくいい雰囲気で」

[ 2022年10月29日 22:18 ]

SMBC日本シリーズ2022第6戦   オリックス3-0ヤクルト ( 2022年10月29日    神宮 )

<ヤ・オ>ヒーローインタビューを終えスタンドのファンに手を振る山崎福(撮影・北條 貴史)
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 オリックスが、29日の「SMBC日本シリーズ2022」第6戦でヤクルトに3-0で勝ち、通算3勝2敗1分けで、日本一に王手を掛けた。

 先発の山崎福が5回を1安打無失点と好投すると、6回に杉本が先制適時打を放ち、先手を奪う。ここでオリックスは得意の継投策に回り、6回は宇田川、7回は平野佳、8回は山崎颯が無失点でつなぐと、9回に相手の失策もあり、2点を追加。9回はワゲスパックが逃げ切りに成功し、継投による1安打完封リレーを達成した。許した安打は初回、先頭の塩見のみ、という“スミ1安打”となった。

 山崎福は日本シリーズ初勝利。日大三時代も、東京六大学・明大時代も神宮球場は慣れ親しんだ第2のホームでもあり、この日も躍動した。

 以下は、試合後の山崎福のインタビューから。

 ―大きな拍手だ。
 「この寒い中、こんな遅い時間まで熱い応援、ありがとうございます」

 ―どんな気持ちでマウンドへ。
 「日本シリーズという舞台で、2回投げられるといううれしさの方があったので、きょうは本当に楽しみな気持ちでマウンドに上がりました」

 ―初回、先頭に安打を許したが。
 「自分の傾向としては、先頭打者に塁に出てもらった方が、その後良い流れで断ち切ることが多いので、計算通りです」

 ―その後は無安打だった。
 「変化球がうまくはまっていてくれたので。特にチェンジアップが、きょうはうまいこと投げることができました」

 ―6回の適時打は。
 「きょうのラオウを見ていたら、打ちそうだなという雰囲気があったので、やっぱり打ったか、と。さすがですね」

 ―神宮のマウンドは高校、大学でも慣れ親しんだ。
 「アマチュア時代とは違って、すごくいい雰囲気で、緊張感もあって投げやすかったです」

 ―ファンに。
 「何としてでも明日、チーム全員で勝ちにいきます。明日も熱く、優しい声援をよろしくお願いします」

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2022年10月29日のニュース