帝京時代の恩師・前田名誉監督 愛弟子・杉谷引退に「ご苦労さま。幅広い分野で活躍すればいい」

[ 2022年10月29日 06:00 ]

08年、前田監督(右)と笑顔を見せる杉谷(中央)
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 杉谷の恩師、帝京の前田三夫名誉監督(73)は、教え子の多方面での活動を期待した。

 「長い間、ご苦労さま。幅広い分野で活躍すればいい。彼の明るいキャラクターが役立つはず」。高校時代から技術だけではなく、人間性を高く評価。「好感が持てる“野球小僧”だな。明るく振る舞いつつ、物おじしないし、先輩にも言うことは言っていた」。06年夏の甲子園、智弁和歌山との準々決勝で9回に8点を挙げ逆転したが、直後に反撃され、急きょ登板した杉谷が死球を与え敗戦投手となった。「あの場面は怖いもの知らずの杉谷のキャラに懸けた」と振り返った。

 杉谷も「忘れられない一球」と明かした16年前の出来事。前田氏は「彼のプラス材料になっているなら良かったよ」と笑った。(伊藤 幸男)

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