元同僚・斎藤佑樹氏 引退の杉谷へ「野球を嫌いになることなく続けられたのも、拳士のおかげ」

[ 2022年10月29日 06:00 ]

斎藤(右)の引退セレモニーで花束を贈る杉谷(撮影・高橋 茂夫)
Photo By スポニチ

 拳士、お疲れさま!元日本ハムの斎藤佑樹氏(34)が高校時代から親交があり、昨季までの現役時代でも千葉・鎌ケ谷の2軍施設のロッカーが隣同士だった杉谷へ、ねぎらいのメッセージを送った。

 引退の報告を受けたのは数日前。相談されていたので“自分が納得する形で最後までやってほしい”と自分の思いは伝えていました。正直に言えば続けてほしかったけど拳士自身が決めたこと。“これからの人生、自分で決断することが多い。その決断を尊重する”と伝えました。

 2学年下だけど高校は同じ東京の早実と帝京。自分が高3の時の兵庫国体で同じ宿舎でした。そこでたまたま顔を合わせ、自然と話すようになった。太陽のように明るい性格で、会ったばかりなのに、ずっと昔から会っていたような感じを抱かせる人間。日本ハムで同僚となるのも運命だったかもしれません。

 思い出すのは申し訳ないけどグラウンドでのプレーや、何度も食事したプライベートではなく、隣同士だった鎌ケ谷のロッカー。結果が出ない時、誰もが落ち込むような時でも、常に周囲に明るく接していた。思うようにいかないことの方が多かった自分の現役時代。昨年まで野球を嫌いになることなく続けられたのも、拳士のおかげだと思っています。

 昨年末に立ち上げた会社(株式会社斎藤佑樹)で掲げているビジョンは「野球未来づくり」。だから一緒に野球界を盛り上げていければと思います。面と向かうと恥ずかしくてなかなか言えないけど、出会ってくれてありがとう。本当にお疲れさまでした。(元日本ハムファイターズ投手)

続きを表示

2022年10月29日のニュース