日本ハム 新庄剛志監督との契約更新を発表 球団「歴史を紡ぐ担い手を委ねたいと考えていた」

[ 2022年10月6日 14:31 ]

今シーズン最終戦を終えてファンにあいさつする新庄監督と選手たち
Photo By スポニチ

 日本ハムは6日、新庄剛志監督(50)と契約を更新したことを発表した。

 就任1年目の今季は59勝81敗3分けで9年ぶりの最下位に沈んだが、指揮官が「全選手に一軍を経験させる」と宣言通り、故障明けのガントを除く支配下全選手を起用。実績を残してきたベテラン、若手関係なく横一線でのアピールの場を設け、シンプルに結果を残した選手を起用し、チーム力底上げへ競争を促した。

 3月25日の開幕ソフトバンク戦では、昨季まで出場機会に恵まれなかった松本剛を4番に抜てき。同戦での2安打から勢いに乗り、初の首位打者を獲得した。鈴木は横手から下手投げに転向を勧めて先発として飛躍。入団から2年連続10勝を挙げた伊藤の抑え挑戦など選手の可能性を最大限に引き出すことを第一に、既成概念にとらわれずフラットな目線で選手を見極めてきた。

 川村浩二代表取締役社長兼オーナー代行は球団を通じ、コメントを発表した。

 「ご本人の強い希望で1年契約を結んでおりましたが、私どもは当初より札幌ドームからES CON FIELD HOKKAIDOへ歴史を紡ぐ担い手を新庄監督に委ねたいと考えていました。1年目は最下位という結果でファンの皆様に大変悔しい思いをさせてしまいましたが、監督が一人ひとりの長所、短所を実戦の中でしっかり見極めながら、選手の潜在能力や意欲を引き出した例も数多く見受けられました。来シーズンは勝負に徹しきるという固い決意も確認し、来季のチームの指揮を要請しました。夢の舞台であるES CON FIELD HOKKAIDOにて、ファイターズを躍動させ、北海道に新たな感動を呼ぶ1年にしたいと思います。そのために事業面でも盛り上げて新庄監督とチームを全力でサポートしてまいります。ファンの皆様も引き続きのご支援、ご声援をよろしくお願いします」

続きを表示

この記事のフォト

2022年10月6日のニュース