【大谷翔平と一問一答(2)】日本人史上最高43・5億円契約「球団と良い関係を築けたのはいいこと」

[ 2022年10月6日 10:30 ]

試合後に取材に応じる大谷(撮影・柳原 直之)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(28)は5日(日本時間6日)、今季最終戦となる敵地オークランドでのアスレチックス戦に「3番・投手兼DH」でスタメン出場し、5回1安打1失点で9敗目(15勝)を喫した。打者では4打数1安打だった。チームは2―3で敗れた。メジャー5年目で規定投球回(162)に初めて到達。打者では2年連続で規定打席(502)をクリアしており、現行のメジャーでは初となる投打同時の規定達成を果たした。以下、試合後の一問一答。

 ――オフに契約延長の可能性は。
 「何もまだ話していないというか。もちろん契約自体も来年の契約が決まっただけなので。それ以降のことはまだ何も話してはいないですね」

 ――投手で好成績を残した。自己評価は。
 「まず安定して毎試合投げられたのが良かったところかなと。それが一番かなと思いますし、健康な状態で毎試合、疲れるのは別として、マウンドに上がることが出来たのは一番だと思うので。それを来年も継続して。もっともっと成長できれば。もっともっといい選手になれると思います」

 ――打撃面は本塁打数は減ったが、三振数が減り、安打数も増えた。
 「もう少し打率の部分で3割近く打てるようなイメージでシーズン前はいこうと思っていたので。その中で本塁打がどれくらい出るのかなというのが1つチャレンジではありましたけど。フェンス手前で失速するような打球が少し目立ったので。そこがもうひと伸びすれば、どっちも伸びてくるんじゃないかなと思います」

 ――打球に伸びが足りなかったのは飛びづらいボールの影響か。アプローチの違いか。
 「逆方向の打球に関してはボールの影響がちょっと強いかなと思います。スピンのきいた打球は飛ばない印象が強かったので。逆に引っ張ったような打球は、それほど変わらないかなという印象はありましたし、逆方向のスピンのきいた打球がもうひと伸びできるフィジカルだったりとか、スイングの強さがあれば、もっともっといい数字が残るかなと思います」

 ――年俸調停権のある選手で年俸3000万ドル(約43億5000万円)は史上最高額となった。
 「早い段階で、球団と良い関係を築けたのは1ついいことだなと思いますし、多くもらうからには活躍して当たり前なところがあると思うので。その分、来年しっかり頑張りたいなと思います」

 ――昨季は開幕前に今後、二刀流を続けられるかどうかがテーマだった。今年は何と戦ったか。
 「毎年そうですけど、前の年と同じようなことをやっていても、去年も言いましたけど、同じ数字が残るかというと、そうではないですし。むしろ下がると思いますし。やられる配球もそうですけど、やられることに対して、それ以上のことをしていかないと向上していかないかなというのが、投球もいろいろ試しましたけど、そういうところが。テーマかなと思いますし。来年以降ももっともっと工夫しながらできれば、もっといい数字がのこると思います」

 ――昨季、今季の成績は来年以降のプレッシャーになるか。向き合い方、より高みを目指す上で。
 「守りに入っていたら、やっぱり無難なところにしかならないというか、今年、去年みたいな数字は残らないかなと思うので。もっともっと上手くなりたいなと思って、毎試合登板できるかどうかが大事だと思いますし。ある程度、このくらい抑えてくれるだろうと言われれば言われるほど、守りに入ってしまうというか。無難に終わりたいなという気持ちになってしまうと思うので。そこでよりアグレッシブに試合を攻めることが、大事だなと思います」

 ――体が強くなったという印象は自分の中であるか。
 「最初の3年に関しては、手術もあったので、そこが一番の違いかなと思いますし。毎試合、変な痛みだったりとか張りだったりととか気にすることなく、投げられる状態で(マウンドに)上がるのが、数字が一番残るかどうかと思うので。リカバリーを含めて今年1年できたのは一番良かったと思います」

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