【大谷翔平と一問一答(3)】WBC二刀流オファーあったら?「1回ゆっくりしてリセットしてからかなと」

[ 2022年10月6日 10:36 ]

<アスレチックス・エンゼルス>力投する大谷(撮影・白鳥 佳樹)
Photo By スポニチ

 エンゼルスの大谷翔平投手(28)は5日(日本時間6日)、今季最終戦となる敵地オークランドでのアスレチックス戦に「3番・投手兼DH」でスタメン出場し、5回1安打1失点で9敗目(15勝)を喫した。打者では4打数1安打だった。チームは2―3で敗れた。メジャー5年目で規定投球回(162)に初めて到達。打者では2年連続で規定打席(502)をクリアしており、現行のメジャーでは初となる投打同時の規定達成を果たした。以下、試合後の一問一答。

 ――今季もポストシーズンに出られず不本意だと話していたが、どういう思いで試合に出続けていたか。
 「正直、8月、9月に関しては、目指すところが見えなくなったというか、そういう難しさっていうのががありますし。特に9月はそういう面ではなかなか難しいと思いますし。それでもやれることをやるというのが一番大事ですし。いろいろと試しながら、レベルアップはできたんじゃないかと思うので、それを来年、最初から続けられればチャンスはあるんじゃないかなと思います」

 ――球宴前日にWBCに出たいと話していたが、今の気持ちは。
 「シーズンが終わったばっかりなので、少しリラックスというか、息抜きもしながらゆっくり考えたいなと思っています」

 ――今後はすぐに帰国か、それともしばらく米国に残るか。
 「他の仕事がちょっと残っているのでミーティングも含めてこっちに少し残ってからかなと思います。トレーニングも含めて」

 ――侍ジャパンの栗山監督がWBCでも二刀流をやってほしいとオファーがあれば、やってみたいか。
 「光栄なことなので。一番は体調面を含めて、自分が万全な状態で出られるかが一番かなと思うので。ちょっと1回ゆっくりして、リセットしてからかなと思います」

 ――ポストシーズンに出られない分、WBCに出る楽しみはあるか。
 「ポストシーズンとWBCは別ですかね。WBCはずっと出たいと思っていましたけど。前回は足首とかあっていろいろあって出られなかったので。タイミングが合わなかったですし。ポストシーズンは毎年テレビで見てしかないので。やっぱりプレーしたいなっていうのはみんな思っているところかなと思います」

 ――投打の「ダブル規定」は来年以降のベースと捉えているか。
 「安定して出れば、どちらもいける範囲内の数字ということは認識しましたけど、それでも無理して狙うことではないというのが率直なところなので、ペースというか、自分の体調を無理して、崩していくところではではないかなと思います」

 ――早めの来季契約合意は、オフにゆっくり時間が取れる、WBCに向けても準備ができるということになるか。
 「WBCうんぬんに関しては全く関係ないですかね。いろいろな理由がもちろんありますけど。結果的に早く良い契約ができたのは、お互いにとって、球団も自分自身にとっても、来季を見据える上で良かったかなと思います」

 ――7、8月はあんまり楽しそうに見えない時期があったが、また表情が明るくなってきた戻っきた。心境の変化は。
 「そんなに意識はしていないですかね。ただ、ケガ人が多かったので、そこら辺でチーム的に苦しかったというのはもちろんありましたね」

 ――チームが勝てない中で、自身がやらなければならないこと、やろうとしていること。
 「去年、今年の数字を期待されるというか、ある程度やってくれるだろうと計算の元、チームを組み立てていくと思うので。そこでこういう活躍ができないと計算が狂ってくると思うので。自分自身にできることは去年、今年の数字を継続していく、より良いものにしていくのが自分にできることかなと思います」

 ――高いレベルで投打の成績を残せたことについて。
 「数字的には去年とあまり変わらないと思いますけど。良くはなっていると思うんですけど。毎試合、毎試合フレッシュな状態で試合に臨めるかが一番だと思うので。それを1年間リカバリーしながら、続けられたというのは良かったかなと思います」

 ――来年の目指すところは。
 「一番は勝ちたいなっていうのが。ここからが本番だというくらいの気持ちでプレーできるように頑張りたいなと思います」

続きを表示

この記事のフォト

2022年10月6日のニュース