ソフトB・風間球打 6日いよいよプロ初実戦「全力で投げたい」 右肘痛は「完全に回復」

[ 2022年10月6日 05:00 ]

ソフトバンク・風間

 ついにソフトバンクのドラフト1位右腕・風間球打投手(18)がベールを脱ぐ。きょう6日、独立リーグ茨城と栃木の合同チームと3軍の練習試合(タマスタ筑後)でプロ初実戦に臨み、先発で1イニングを投げる予定。球団投手62年ぶりとなる背番号「1」を背負う男は「明日は全力で投げたい。今できるピッチングをできれば」と力強く意気込んだ。

 秋田・ノースアジア大明桜では世代最速157キロ右腕として注目を浴びた。実戦は甲子園を沸かせた昨年8月22日の選手権2回戦(対明徳義塾)以来410日ぶり。プロ入り後は5月に右肘痛を発症し、ノースロー調整の日々だったが「完全に回復しました。ケガで投げられなかったので全力でいきたい」と鼻息を荒くしている。

 2年目のブレークを見据え、今季は体づくりに注力。入団当初よりも肩幅は広く、胸板も厚くなった。体重は88キロから93キロに増量。「ウエートトレーニングは重量が上がった」とベンチプレスはマックス80キロから105キロまで上げられるようになり、手応えをつかんでいる。

 5月11日西武戦(ペイペイドーム)で東浜のノーヒットノーランを現地で目撃した。未来のエースとして期待のかかる18歳は「(東浜は)本当に凄いと思った。まずは1軍で投げられるようになりたいし、自分もできるだけ早くできれば」と頼もしい言葉が並ぶ。

 中田賢一3軍投手コーチから昨季、ビエイラ(巨人)が記録した日本球界最速の166キロを更新する「168キロ指令」が出され「超えます!」と宣言してきた風間。その剛腕ぶりに注目が集まる。
 (福井 亮太)

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2022年10月6日のニュース