第1戦ダルビッシュと投げ合うのはシャーザー? 先のシリーズも見据えたメッツのプランとは

[ 2022年10月6日 08:48 ]

パドレスのダルビッシュ(AP)
Photo By AP

 ニューヨーク・ポストのジョエル・シャーマン記者が5日(6日)、メッツのバック・ショーウォルター監督がパドレスとのワイルドカードシリーズで検討している先発投手の起用プランについて報じている。

 7日(日本時間8日)、シティフィールドでの第1戦に先発するのはマックス・シャーザー。そしてその試合に勝てば、第2戦はジェイコブ・デグロムではなく、クリス・バジットを先発させる。それも勝てば、デグロムを地区シリーズで対戦する強敵ドジャースとの第1戦に回せる。ワールドシリーズ出場を目標にするメッツにとってドジャーズは最大の難敵。ドジャーズ相手にデグロムが第1戦と第5戦に先発し、シャーザーが第2戦の先発+第5戦のリリーフとなれば、勝つチャンスが広がるというわけだ。

 ポイントは絶対的な力を持つサイ・ヤング賞投手たちをいかに有効に使うかである。1995年、当時ヤンキースの監督だったショーウォルターは5試合の地区シリーズで強打のマリナーズ打線を封じるべく、デビッド・コーンとジャック・マクダウエルの2人のサイヤング賞投手たちの力を最大限に使うことを考えた。この作戦はその時のことを思い起こさせるとシャーマン記者は指摘する。

 とはいえ、これはうまくいったときの話で、ワイルドカードシリーズの第1戦で負けてしまえばデグロムを第2戦で使わざるをえないし、1勝1敗になれば第3戦でとなる。パドレスの第1戦の先発投手・ダルビッシュ有は、今季メッツ相手に2試合に先発し2勝0敗、防御率0・64と抜群の成績を残している。

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2022年10月6日のニュース