ヤクルト内川、引退セレモニーで家族に感謝「パパ頑張ったっしょ?」 最後は大粒の涙流して場内一周

[ 2022年10月3日 21:55 ]

セ・リーグ   ヤクルト8ー2DeNA ( 2022年10月3日    神宮 )

<ヤ・D>胴上げされる内川(撮影・会津 智海)
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 今季限りでの引退を表明しているヤクルト・内川聖一内野手(40)が3日、DeNA戦(神宮)後に行われた引退セレモニーで選手やファンに感謝を伝えた。

 今季最終戦で「5番・一塁」で先発出場した内川は3回の第2打席で左翼線を破る適時二塁打を放ち、4回の守備に就いた後、交代を告げられ涙を流しながらグラウンドに別れを告げた。

 試合後の引退セレモニーでの花束贈呈では、ソフトバンク時代に監督だった工藤公康氏がサプライズ登場し、驚きの表情を隠せなかった。花束を渡され、抱擁されると目には涙が浮かんでいた。

 内川は「本当に素晴らしい野球人生を送らせていただきました」と22年間の現役生活を振り返った。また両親、兄弟に感謝を伝えた後、「何よりも近くで支えてくれた妻、子供たち、パパ頑張ったっしょ?みんながいてくれたから頑張れました」と満面の笑みを見せた。

 また「チームの力になりたい。もう一花咲かせたいという思いで東京ヤクルトスワローズのユニホームを着させていただきましたが、高津監督始め首脳陣のみなさま、力になれずに本当に申し訳ない思いでいっぱいです」と悔しさも口にした。

 「この最後、笑顔でみなさんにお別れが言えるのは凄く幸せだなと思ってます。22年間、本当にありがとうございました」と感謝を伝えた。セレモニー後、選手たちに胴上げされた内川は大粒の涙を流しながら場内を一周し、ファンの歓声に応えた。

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2022年10月3日のニュース