「ありがとうグッチ!」最後の近鉄戦士・坂口 歴史刻む安打に近鉄ファンも労い「近鉄最後にふさわしい」

[ 2022年10月3日 19:52 ]

セ・リーグ   ヤクルト―DeNA ( 2022年10月3日    神宮 )

<ヤ・D>3回、坂口は打席でフルスイング(撮影・篠原岳夫)
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 今季限りでの現役引退を発表したヤクルト・坂口智隆外野手(38)が3日、シーズン最終戦となるDeNA戦(神宮)に「2番・右翼」で先発出場。初回の第1打席で左前打を放ち、神宮球場が大歓声に包まれた。

 現役ラストゲームで、DeNA先発左腕・坂本の3球目147キロの内角寄りの真ん中ストレートを強振。ライナー性の痛烈な左前打を放った。一塁まで全力疾走を見せた坂口は、一塁ベース上でファンだけでなく、歓喜に沸く自軍ベンチを見てはにかんだ。

 坂口は、02年ドラフト1巡目で近鉄に入団。04年の球界再編を経てオリックスに入団したが、現在のNPBで近鉄出身の選手は、坂口ただ一人となっていた。この日の打席では、これでもか、と言わんばかりのフルスイングも披露。「いてまえ打線」を継承するかのような魂のスイングだった。

 そんな最後の近鉄戦士が放った一打に、SNS上では“近鉄ファン”からの惜別コメントが続々。「ぐっち~お疲れ様 最後の近鉄戦士…」「近鉄バファローズは日本一になれなかったけど、坂口智隆は日本一になった。近鉄最後の選手にふさわしい人」「去年日本シリーズで大阪で見れて感動した。ありがとうグッチさん!いちばんかっこいいプロ野球選手でした」「NPBにおける近鉄バファローズの歴史が完全に終焉する瞬間はこの目で見たんだ。一生の宝」など、多くのコメントが寄せられていた。

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