ヤクルト・坂口 現役ラストゲームの第1打席に痛烈左前打!神宮ファン大歓声 「2番・右翼」で先発

[ 2022年10月3日 18:21 ]

セ・リーグ   ヤクルト―DeNA ( 2022年10月3日    神宮 )

<ヤ・D>初回、安打を放つ坂口(撮影・会津 智海)
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 今季限りでの現役引退を発表したヤクルト・坂口智隆外野手(38)が3日、シーズン最終戦となるDeNA戦(神宮)に「2番・右翼」で先発出場。初回の第1打席で左前打を放った。

 神宮が大歓声に包まれた。現役ラストゲーム。初回、先頭の塩見が三ゴロに倒れた後に打席に立った坂口は、相手先発左腕・坂本の3球目147キロの内角寄りの真ん中ストレートを強振。ライナー性の痛烈な左前打を放った。一塁まで全力疾走を見せた坂口は、一塁ベース上でファンだけでなく、歓喜に沸く自軍ベンチを見てはにかんだ。

 9月30日に神宮球場内で引退会見を行った坂口は20年の現役生活を振り返り「淋しい気持ちはあるけど、自分で決断したこと」と語り、ケガに悩まされた20年間を「“絶対に復活して活躍してやる”と奮い立たせてくれたのが仲間。本当に仲間に恵まれた」と目を赤くしていた。

 02年ドラフト1巡目で近鉄に入団。04年の球界再編を経て、オリックス時代の11年に最多安打のタイトルを獲得した。15年オフに出場機会を求め、自由契約を申し入れ退団。ヤクルトに移籍して主力として活躍したが、若手の台頭もあり昨季は25試合の出場。20年目の今季は23試合で打率・268、0本塁打、2打点だった。

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