大阪桐蔭が特別な思い秘め夏覇者・仙台育英を撃破!「一番強いチームは大阪桐蔭なんだ、と…」

[ 2022年10月3日 06:00 ]

栃木国体 1回戦   大阪桐蔭3―1仙台育英 ( 2022年10月2日    宇都宮清原 )

<大阪桐蔭・仙台育英>8回、安打を放つ大阪桐蔭・松尾(撮影・藤山 由理)
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 今春選抜覇者の大阪桐蔭は夏覇者の仙台育英を下し準決勝進出。今秋ドラフト1位候補で「3番・捕手」の松尾汐恩(3年)は4打数2安打で1盗塁を決め、3回には二盗を阻止するなど攻守にわたって活躍した。

 負けたままで、高校野球を終えるわけにはいかない。松尾は3回、無死一塁の守備で二盗を阻止すると、8回には2死無走者から左前打を放ち、出塁後は3球目に二盗を成功。次打者の適時二塁打で貴重な3点目のホームを踏み、先頭に立って春夏の甲子園覇者対決を制した。

 「チャレンジャーという気持ちで、夏の優勝校を倒せて良かった」

 初回1死三塁では遊ゴロに倒れたが、三塁走者を生還させ先制点を演出。常に攻守の中心にいる扇の要は、特別な思いを秘めて今大会に挑んでいる。「ここで優勝して、一番強いチームは大阪桐蔭なんだ、と世間の人に伝えなければいけない」。ともにプロ志望届を提出した先発右腕の川原嗣貴(3年)を好リードで7安打1失点完投を演出。3日の準決勝では因縁の下関国際との再戦だ。

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2022年10月3日のニュース