DeNA佐野 最多安打タイトル確定 第3打席で岡林の161安打に並ぶ 2年前の首位打者に続く戴冠

[ 2022年10月3日 19:49 ]

セ・リーグ   DeNA―ヤクルト ( 2022年10月3日    神宮 )

<ヤ・D>6回、佐野が左前打を放つ(撮影・篠原岳夫)
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 DeNAの佐野恵太外野手(27)が今季両リーグ最終戦となったヤクルト戦(神宮)に「3番・左翼」で先発出場。6回に左前打を放って自身初となる最多安打のタイトルを確定させた。打撃タイトルは2020年の首位打者以来2年ぶりとなる。

 デッドヒートを続けていた中日の岡林勇希外野手(20)が161安打で先に全日程を終了。佐野は試合前まで160安打で、岡林を「1差」で追っていた。相手先発右腕・小川から初回の第1打席は遊飛。第2打席はいい当たりだったものの、一直。そして迎えた第3打席だった。相手3番手右腕・原から左前打を放ち、タイトルを決めた。内野が一塁側に寄ったシフトの裏をかく会心の安打だった。

 打席数を稼ぐため1番での起用も想定されたが、三浦大輔監督(48)は試合前に「本人とも話をしました。本人が一番いい状態で打席に入れるのは…ってことを考えて話をして“3番で”ということなので3番でいきます」とこれまで通りの「3番・左翼」に入り“平常心”で試合に臨むことを明言していた。

 佐野は明治大から2016年ドラフト9位でDeNA入り。同年ドラフトの支配下登録選手としては87人中84番目、セ・リーグでは最後の指名選手として入団した。

 下位指名だったが、持ち前の打撃センスを発揮してプロ4年目だった20年に打率・328でセ・リーグ首位打者に輝き、ベストナインにも選出。昨季はチームで唯一、全143試合出場も果たした。昨季は自己最多165安打を放つもリーグ2位。最多安打のタイトルは178安打を放った近本(阪神)に譲っていた。また、20年からチームのキャプテンも務めている。

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