DeNA 村上56号“引き立て役”も大躍進のシーズン終える 6位→2位 8日からCSで阪神と激突

[ 2022年10月3日 20:56 ]

セ・リーグ   DeNA2―8ヤクルト ( 2022年10月3日    神宮 )

<ヤ・D>6回、安打を放つ佐野(投手・原)(撮影・会津 智海)
Photo By スポニチ

 DeNAは今季最終戦となったヤクルト戦(神宮)に逆転で大敗を喫して2連敗。73勝68敗2分けの貯金5、勝率・518の2位で今季のレギュラーシーズン全日程を終えた。三浦大輔監督(48)就任1年目の昨季は54勝73敗16分けの借金19、勝率・425。優勝したヤクルトから20ゲーム差の最下位に終わったが、大躍進の一年となった。

 DeNAは8日から本拠・横浜で行われるクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(3試合制)で3位の阪神と激突。勝者が12日から神宮で開催されるCSファイナルステージ(6試合制)でヤクルトと日本シリーズ(7試合制)進出を懸けて対戦する。

 DeNAは2回にソトの17号2ランで先制。だが、先発左腕・坂本が3回に村上、内川の連続適時打で追いつかれると、キブレハンには6号3ランを被弾して一挙5失点。6回には4番手左腕・田中健が内山壮に4号ソロ、長岡に9号ソロと2者連続アーチを浴びて7点目を失って大量リードを許した。7回には5番手右腕の入江が登板直後の1球目、内角高め151キロ直球を村上に右翼スタンドへ叩き込まれて8失点目。村上は1964年王貞治(巨人)の55本塁打を抜いて日本選手歴代単独最多となる56号ソロで歴史を塗り替えた。

 一方、試合前まで160安打だった佐野は6回の第3打席で相手3番手右腕・原から左前打を放って今季161安打目をマーク。すでに全日程を終えていた岡林(中日)に並んで自身初となる最多安打のタイトルを確定させた。佐野は2020年の首位打者以来2年ぶりの打撃タイトルとなる。

 投手陣は坂本、京山、東、田中健、入江、エスコバー、伊勢と7投手による小刻みな継投。CSファーストステージに向けての調整を兼ね、CSファイナルステージの舞台となる神宮マウンドの感触を確かめている。

 【CSファーストステージ試合日程】
第1戦 10月8日 DeNA―阪神 横浜 14時
第2戦 10月9日 DeNA―阪神 横浜 14時
第3戦 10月10日 DeNA―阪神 横浜 14時
予備日 10月11日 横浜 18時

 【CSファイナルステージ試合日程】
第1戦 10月12日 ヤクルト―ファーストS勝者 神宮 18時
第2戦 10月13日 ヤクルト―ファーストS勝者 神宮 18時
第3戦 10月14日 ヤクルト―ファーストS勝者 神宮 18時
第4戦 10月15日 ヤクルト―ファーストS勝者 神宮 18時
第5戦 10月16日 ヤクルト―ファーストS勝者 神宮 18時
第6戦 10月17日 ヤクルト―ファーストS勝者 神宮 18時
予備日 10月18日 神宮 18時
予備日 10月19日 神宮 18時

続きを表示

2022年10月3日のニュース