ヤクルト塩見 雨ニモ負ケズ…5時間17分死闘制す執念V打 6回途中出場も「疲れました」

[ 2022年9月6日 23:43 ]

セ・リーグ   ヤクルト8ー6阪神 ( 2022年9月6日    甲子園 )

<神・ヤ> 延長11回1死満塁、・塩見は中前2点適時打を放つ(撮影・後藤 大輝)
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 首位ヤクルトは、延長の末に3位・阪神に8―6で勝利し連敗を2で止めた。延長11回に塩見泰隆外野手(29)が決勝の中前打を放った。

 7回に追いつかれ、同点で迎えた延長10回2死一、二塁で、長岡の中前打で勝ち越しに成功。10回からは守護神マクガフがマウンドに上がるも2死一、三塁の場面で、原口に左前への適時打を許し、再び同点に。それでも11回1死満塁から、3度目の正直で塩見が決勝の中前打を放ち2点を勝ち越し。田口が、その裏の阪神の反撃をピシャリと抑えた。雨が降りしきる中、5時間17分の死闘だった。

 試合後のインタビューで、6回から途中出場の塩見は、「途中から出たんですけど疲れました」と苦笑。「なんとかバットに当てて、ことを起こそうと考えて打席に入りました。打った感じは詰まっていたんですけど、捕られるかなと思ったんですけど良い所に飛んでくれてヒットになって良かったです」と決勝打を振り返った。

 続けて、「いま、チームとしても苦しいですし、僕も本当に苦しい時期で、でも裏方さんだったりとか…。一生懸命練習してこのヒットが生まれたんだと思います」とコメント。「これをきっかけに乗っていけると良いなと思います。まだまだ、技術が足りない部分がたくさんあるので、練習して技術を高めていきたいと思います」と意気込んだ。

 最後には「これから苦しい戦いがまだまだ待ってますけど、本当にヤクルトのファンの皆さまはいつも温かい声援をいただくので引き続きよろしくお願いいたします」と締めくくった。

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