ドラフト候補の専大・菊地吏玖が今秋初戦で完封 プロスカウトに猛アピール

[ 2022年9月6日 16:48 ]

東都大学野球2部秋季リーグ   専大4―0立正大 ( 2022年9月6日    神宮 )

<専大・立正大>力投する専大の先発・菊地吏(撮影・木村 揚輔)
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 今秋ドラフト候補の専大・菊地吏玖投手(4年)が先発し、4安打完封し、今秋初戦を白星で飾った。

 全12球団のプロスカウトがバックネット裏で視察する中、菊地は「ブルペンで感覚が良かったので、今日はあまり力入れなくてもいいボールがいってくれそうだなと思った」と、この日最速の148キロの直球を軸に、スライダーやツーシームを織り交ぜて3回まで完全投球を披露。7回は2死満塁のピンチを背負ったものの、三ゴロで切り抜けてスコアボードにゼロを並べた。

 7月には侍ジャパン大学日本代表のメンバーとしてオランダでの「ハーレムベースボールウィーク」に出場。先発と救援で3試合に登板し、計8回無失点と安定した投球を見せた。「トップクラスの選手の中で、プレーできたことは新しい刺激にもなりました。自分の持ってる能力がちょっとは向上したのかなと思います」と振り返る。

 斎藤正直監督も「集団の中でもまれながら一皮、二皮むけてきたかなと。野球に対する真摯な気持ちが一層深まったという気がします」と成長に目を細めた。1部昇格とドラフト指名に向け、菊地は「とにかくチームを勝たせることに集中してエースとしての役割を果たすべく、全力で戦っていきたい」と力を込めた。
 

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2022年9月6日のニュース