阪神・藤浪、2年ぶり中5日で“お得意さま”DeNA斬りや! 指に不安の西勇抹消、ローテ再編し9日先発

[ 2022年9月6日 05:15 ]

阪神・藤浪

 阪神の藤浪晋太郎投手(28)が今季初の中5日で9日のDeNA戦に先発することが5日、分かった。ローテーション通りなら登板予定だった西勇が、再調整を理由に出場選手登録を抹消。リーグ2位・DeNAとの2連戦初戦という大事なマウンドは、目下、5戦連続クオリティースタート(QS=6回以上、自責3以内)中と安定感抜群の右腕に託された。

 「いろいろ変わるところもあると思いますし、日程を見ながらやっていきます」

 福原投手コーチはローテ再編を示唆していた。5日時点でチームは2位に4・5ゲーム差の3位。ただ、DeNAの方が10試合多く残しており、2位争いのゆくえは分からない。本来なら9日の予定だった西勇は、前々回の8月26日中日戦で右手中指の爪が割れて3回で緊急降板。前回2日の巨人戦では7回無失点と好投も、指の不安もあって1度登録を外れる形となった。

 代役には、プロ初登板となった8月28日の中日戦で6回4安打3失点の力投を見せたドラフト1位右腕・森木の抜てきの可能性もあったが、カード初戦ということもあり、経験豊富な藤浪に決定。森木は10日のDeNA戦に回り「新旧ドラ1コンビ」で連勝を狙う。

 藤浪の中5日の先発登板は、20年8月5日巨人戦以来2年ぶり。ただ、自他ともに認めるタフネス右腕だけに、期待は大きい。前回3日の巨人戦では6回5安打3失点で3敗目。試合後には「要所で何とか粘りきりたかった」と反省を口にし「今後に生かしていければ」と巻き返しを誓っていた。

 DeNA戦は今季初登板ながら、通算29試合でカード別最多の14勝(5敗)を挙げているお得意さま。2位争いだけでなく、その後のクライマックスシリーズ(CS)でも対戦する可能性があるだけに、理想とする「支配的な投球」を見せたい。

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2022年9月6日のニュース